ドジャースはフランク・マコート・オーナーが、この大改修計画発表に当たって「みなさん、
少しでも早く来て、ゆっくりと、球場で楽しんで下さい。これまで以上に落ち着ける野球場
になるはずです」と、呼びかけています。
この言葉には、来場、帰宅への集中を避けて、道路混雑の緩和を図りたい、意味を
含んでいますが、「このエンターテインメント球場が完成すれば、時間を忘れるようになる
のは間違いありません」という自信ものぞきます。
そのためには、マイカー以外の公共機関で来るファンのために、地下鉄路線へのアクセス
強化を、新構想のひとつにしています。
地下鉄最寄りの駅へ、シャトル・バス(最新のクリーン・バスが登場する予定)を走らせ、
ピストン回転で運ぶ計画、のようですが、どのように道路混雑を避けて運行するのか、
具体的には、何も分かりません。
いわば、ロサンゼルス市郊外にもなるドジャースタジアムへは、足が最大の問題です。
帰りはタクシーを拾うのも大変。乗車拒否もあり、試合終了後に捕まえるのは至難のワザ。
行きはともなく、帰りが心配です。今のままでは「ゆっくり球場で時間を過ごしましょう」
とはいかず、だれも一刻でも早く買えりたい、となるでしょう。
地下鉄は「パサディナ路線」のチャイナ・タウン駅、リンコルン駅、ヘリテジスクエア駅
などが、最寄り駅になりますが、ロサンゼルス市メトロとの交渉を注目しています。
1階フィールドレベルの改修は今年度から始まります。売店、飲食店(キッチンの改良)
の一新が主で、コンコースは広げ、フロント事務所などは、球場外に建設する、
オフィス・ビルへ移転します。コンコースはゆっくりと歩ける遊歩道のようにワイドになる
見込みようです。
球場全体で使用する、紙などのリサイクルも進め、電力、水も節約。無駄をはぶき、
温暖化防止へ、全面協力する態勢です。
目下、第4節終了でドジャースは観客動員もナ・リーグのトップ。平均4万7413人。
今季も300万人突破は確実のペース。夢広がるドジャースです。
了