ロサンゼルス・ドジャースは、4月24日、ドジャー・スタジアムの全面改修計画を発表しま
した。総工費500万㌦(約5億円)を掛けて、2012年に完成する、
「ファンを歓迎する野球場に生まれ変わる」壮大なプランです。そのテーマは
「ザ・ネクスト・50年」。つまり、移転100年へ、前進しよう、という目標を掲げているのです。
入場から場内へ、最新の技術を駆使して、すでに46年も経つ旧い野球場を生き返らせよう、
という狙いです。
試合を続けながらの改修ですから、工事はオフに集中しますが、「完成すれば、野球場は
見違えるような、ニュールックに保つことができる」と、宣言しています。
発表はこの日の午前9時30分から、フィールドで行われました。専属の名アナ、
ヴィンス・スカリさんが、柔らかなアナウンスで紹介。ビデオ・スクリーンを使いながら
説明を進め、「みなさん、2012年の開幕をお楽しみに」と、締めくくりました。
センター後方のメイン・エントランスは、広い通路を設けます。駐車場を左右に分けて道
を作り、ここに、多くの楽しむ場を設ける設計です。
飲食店、売店、ショップも左右に展開し、ここからプラザへ、座席へ、と誘導するやり方です。
うれしい計画は、この一画に「ドジャース殿堂」が初めて誕生、完成することです。
場内には、様々の展示がありますが、まとまった博物館・殿堂はありませんでした。
それを集めて展示する方針です。どんな博物館・殿堂になるのか、楽しみにしています。
この道は「グリン・ネックレス」と名付けられ、ロサンゼルス市内を一望できる
広い展望戸外プラザへ、と登ってつながります。
「ロサンゼルス市内のファンだけでなく、広く、多くのファンに、このドジャースタジアム
一帯を楽しんで頂きたい。試合前後はもちろん、試合のない日も、ここに来て
遊んで下さい。オフにもフルにゆっくりここで過ごして頂ける施設、としたい。
年間、ウェルカム・ドジャースタジアム、にしたい、のです」と、
フランク・マコート・オーナーは力説しました。盛んな拍手が起こりました。
了
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