松原 明の大リーグ

ツインズ、２０１４年のオールスター・ゲーム開催も

ツインズは２９日、「２０１４年のオールスター・ゲーム開催を決定しました」

と、ホームのターゲット・フィルドで、バド・セリグ・コミッショナーが発表、

市長、チーム会長らの首脳部が立ち会い会見しました。

この日、マリナーズのナイター開始前、午後4時、内野フィールドに

特設席を設けてセレモニー。

球宴は２０１４年の7月１５日に行われますが、２０１０年４月にオープンした

「ターゲット・フィールド」では初めての開催。ミネソタ・メトロ・ドームで

１９８５年に開催して以来、２９年ぶり、ミネソタ地区では3回目になります。

ツインズのオールスター選手、ロッド・カルーも出席。「１９８５年の球宴には

私は出ていない。ホームでプレーできるのは、本当に幸せなこと。

本当にグレート！」と、語りました。

今のツインズの看板スター、ジョー・マウアー捕手は、1985年の球宴当時は

まだ２歳。「僕は昔のことは知らないが、ミネソタ市にもたらす様々の効果は

計り知れない。きっと素晴らしい球宴になる、と、思います」と、コメントしました。

ところが、この日、ツインズはマウアーをトレード・ウェイバーに掛けた、

というまさかのニューズげ出現。

いまや、主力選手のウェイバーは、どのチームも連日起きていますが、

マウアーは長期契約中、２０１８年まで大金契約が残り、チームのスターです。

一説では「レッドソックスは”ウチはいらない”と断った」とも、言われています。

マウアーはノー・トレード条項があるので、残りの契約から見て、どこも

引き取るチームは出ないでしょう。

しかし、おめでたい日に、こういうニューズが流れること自体、

最下位にあえぐツインズの内幕が分かる気がします。

ＣＢＳスポーツラインのレポートでした。

了

 

バウチスタ外野手、今季アウト

ブルージェイズの3番、ホセ・バウチスタ外野手は、また、左手首痛のため、

再起１試合で戦列を離れ、痛みの去らない手首の修復手術を受ける、ことが

２８日、決まりました。

これで「3年連続本塁打王」の夢は消えました。

今季も無事なら、１９７４年から３年連続キングになった、マイク・シュミット三塁手

（フィリーズ）以来の快挙になったはずですが、惜しいことです。

今季は９２試合、２７本塁打、８５打点。打率・２４１。

来年は再起できるのか、オフのリハビリは大事ですね。

再び、カブレラ、フィルダー（ともにタイガース）グランダーソン（ヤンキース）

プーホルズ（エンゼルス）らとともに、元気にタイトルを争うバウチスタ

になって欲しい、と、願うのですが。

ＣＢＳスポーツラインのレポートでした。

了

 

松坂投手、ウエイバーに

やっと勝利を挙げたばかりのレッドソックス、松坂大輔投手は、実は

登板前にウェイバーに掛けられていた、のが判明しました。

球団が今季で契約の切れるのを前に「獲得したい球団は？」と、

打診したような公示の形です。

松坂は契約に、ノー・トレード条項があるので、イヤな球団なら拒否でき

ますが、この売り出しでは「来年は契約しない」サイン、とも取れるので、

移籍はあるのではないでしょうか。

1失点で来年も投げられる、とＰＲした形の好投でしたので、ワールド・シリーズに夢がある球団は

乗り出すかもしれません。

ＥＳＰＮはドジャースが興味、と伝えています。来季へ全面的に切り替えている

レッドソックスより、ドジャースの方が未来はありそうですが、交渉は

あるのか、どうか、まで未定です。

了

 

松坂、４７７日ぶりの勝利、メジャー５０勝

右ひじ修復手術後、再びマイナーでリハビリしていた、レッドソックス

の松坂大輔投手は、２７日のロイヤルズ戦で、昨年５月８日、

ツインズ戦以来、４７７日ぶりの勝利。これで、メジャー通算５０勝

の記念試合になりました。

この日は、１回に四球から右犠飛で先制されましたが、あとはゼロ。

連打されず、１５１㌔の速球で三振も取る、（６個の三振奪取）見事な

投球でした。

ロイヤルズ４連戦の最終日。午後１時３５分開始のデーゲーム。

気温２９度。打者２８人、７回、１０１球。「やっとちゃんと投げられるように

なった。こみ上げるものがあるか、と、思ったら、そうでもなかった」

という実感でした。

ウイニング・ボールは「ツマのために」と、無事に確保。本当に

久々の笑顔でした。

日本人４人目の５０勝ですが、松坂は健康だったら、もう１００勝近く

にはなっていたでしょう。それにしても、日本投手最高の１２３勝もした

野茂英雄は偉大ですね。今後、ダルビッシュが１０年、平均１０勝以上

挙げないと､野茂を超せません。松坂ももう３１歳です。

レッドソックスは大型トレードでチームは一新。投手コーチも、松坂のリハビリ担当だった、

ランデイ・ニーマン・コーチに交代していたのも、良かったかもしれません。

これから、ニュールックの松坂を見せることができるのか。

長期契約も切れます。注目のオフになります。

了

 

 

 

クレメンス投手、再起ＯＫ、アストロズ入り？

独立リーグ、シュガーランド入りした、ロジャー・クレメンス投手は、

２５日、再起の先発。３回３分の１を無失点、三振２個を奪い、

「さすが」の声が上がりました。

１４０㌔も出た球もあり、アストロズと、ロイヤルズがスカウトを

派遣、本気で調査した、と言われます。

アストロズのジム・クレーン・オーナーは「本人が大リーグ入り

する気があるなら、迎える」と、明言。ＧＭも動きだしました。

来年１月、クーパースタウンの野球殿堂入りの候補リストに登録される

(現役引退後５年）のですが、もし、１試合でも投げて、２０１２年は

大リーグに在籍した、となるので、自動的に５年先送りされ、今度、

投票資格を得るのは、２０１７年になります。

クレメンスは禁止薬物使用が明るみに出たので、今、投票資格が

あっても、だれも投票を敬遠する、と、予測されるので、５年先に延ばすために、投げる、

といううわさも出ています。

５０歳になっても、マウンドを踏める体力があるのは、すごいこと

ですが、これも、薬物のお陰？でしょうか。

どこまでクレメンスは本気なのか。次のニューズを待ちたいものです。

ＣＢＳスポーツラインのレポートでした。

了

 

ナショナルズ、右腕エース、ストラスバーグの投球回数を制限

ナショナルズは、ステファン・ストラスバーグ投手の今季の

投球イニングを「１８０」以下に抑える、と、起用方針を

明らかにしなした。

すでに１４５回３分の１を投げているので、９月に入ってから

２，３試合は先発をパス。十分な間隔を空けて起用する、という

決定です。

１５勝５敗、防御率２・８５、エースにふさわしい、堂々たる成績を

挙げていますが、２年前の８月、トミー・ジョン手術を受けて、

まだ、１シーズン投げるのは初めてなので、無理はさせない、

配慮です。ナショナルズは２位・ブレーブスに「６・５差」もつける

独走態勢なのも、余裕がうかがわれます。

この裏には、大物代理人、スコット・ボラス氏の助言もある、と

言われています。ボラス氏は、多くの資料を集め、「投げ過ぎは良くない。

３０歳を過ぎてからガタンと落ちる」と、説明。この例外は３００勝投手

グレッグ・マダックス１人しかいない」と、説いています。

ナショナルズがボラス助言を受け入れたかどうか、は定かでは

ありませんが、「まだポスト・シーズンもある。完調で投げないと、

駄目になる。チームも個人も」という主張は、余裕があるからこそ

のことです。

ＣＢＳスポーツラインのレポートでした。

 了

 

 

 

ゴンザレス一塁手、ドジャースへ

レッドソックスと、ドジャースの大型トレードは、実現の可能性が

高くなりました。

レッドソックスがウェイバーに掛けたＡ・ゴンザレス一塁手らの

売り出しに手を挙げたのは、ドジャースだけ。

２４日、明らかになったのは、ゴンザレスに続いて、ベケット投手、

クオフォード外野手、プント内野手の４人がドジャースへ。

レッドソックスへ行くのは、ロニー一塁手、サンズ外野手、デヘイズー内野手、

デラロサ投手、マイナーのウェブスター投手の５人。

まだ細部の細かな調整が残るのですが、２６日の午後１時までに成立

しないと、ご破算になる可能性もあります。

何といっても、レッドソックスを出る選手は、プントを除いて、複数年の

大金契約が残り、ドジャーズが全部面倒を見られるのか？この金銭の

受け渡しも複雑です。

まるで「在庫一掃バーゲン・セール」のような、レッドソックス

の放出事件。これで来年のチームはどうなるのでしょうか？

４番には故障明けのオルティースが戻りましたが、彼も

契約切れです。まるで別のチームになってしまうレッドソックス。

いや、はや、ものすごい騒動です。

ＭＬＢコム他のレポートです。

了

 

ベルトレ三塁手、史上はつのホーム＆ロード・サイクル選手

レンジャーズの４番、エイドリアン・ベルトレ三塁手が、２４日、ホームの

対ツインズ戦で今季ＭＬＢ４人目のサイクル・安打を達成しました。

ベルトレ自身２回目のサイクルですが、前回は２００８年９月１日、

当時マリナーズ時代に、このレンジャーズのホームで打ったものです。

同じ球場で「ホーム＆ロード」でやってのけたのは、大リーグ史上

ベルトレが初めてです。

レンジャーズでは通算６人目、２年ぶりです。

この日は第１打席は２年ぶりの三塁打、第２打席は二塁打、５回

の第３打席に左翼２４号本塁打、最後は７回、一二塁間を抜くシングル。

鮮やかな打ち分けでした。

第１声は「アイ・ラブ・ジス・パーク！」。前回、マリナーズ時代はレンジャーズと

対戦、サイクルを記録したのは、この日の先発、ハリソン投手だったのも

面白い運命の巡り会わせではありませんか。

「守っていると、ハリソンのピッチングはグレート。昔は良く打てたよ。

ゴロを打たせてくれるし、守りやすい。彼は今や、ウチの大黒柱」。

この３試合、１４打数１０安打、ほとんど長打。手もつけられない

爆発力のベルトレです。「アイ・ラブ・テキサス」の言葉通りの

すごさです。ハリソンは８回２安打の力投。見事に１５勝７敗。

「ベルトレが良くサポートしてくれた」。

レンジャーズは３連覇へ、ア最多の７４勝。不動の４番・ベルトレ。

ゴールはもうすぐです。ホーム４０勝もア・ベストです。

ＭＬＢコムのレポートでした。

了

 

主力スターを売り出すレッドソックス

ＣＢＳスポーツラインの特ダネ情報によれば、レッドソックスは、

２３日、右腕エースのジョシュ・ベケット投手をウェイバーに掛けた、

と言われます。

今季は防御率５・２３の不振ですが、チームを支えてきた、大エースです。

その上、４番のエイドリアン。ゴンザレス一塁手もウェイバーに出した、

という情報もレポートされています。

しかし、２人とも長期契約がまだ残り、ベケットはあと２年、ゴンザレスは

長期契約が始まったばかり。とても、この大金スターに手を出せる球団はないようです。

成立しないのを承知の上は様子見、の情報ではないでしょうか。

交渉しそうな球団は、資金豊富なドジャースだけ、とも言われています。

今季は東２位、とてもポスト・シーズンどころではなく、チームの大幅

な改造をしたい、レッドソックスは、今後、果たしてどうなるのでしょうか。

了

 

カージナルス、試練の１０試合ロードへ

ナ中地区２位に上がったカージナルスは、２３日、最下位のアストロズを

スィープ、２４日から、首位・レッズ、３位・パイレーツ（各３連戦）、

東首位のナショナルズ（４連戦）と、３強相手の試練のロードへ。

１０連戦のハード日程。レッズとは「８ゲーム差」もあり、残り

試合からいって、逆転首位はほぼ不可能ですが、せめてワイルド・カードは

確保したい。

王座２連覇へ、ポスト・シーズン進出へ、乗り越えなければならない、

大きな山場の１０連戦です。

１番のジェイ中堅手、２番・クレイグ一塁手、３番・ホリデー左翼手のトリオは

好調。「ようやくエンジンがかかってきた」と、新監督・マセニーはライバル

打倒に自信ありです。

さらに、昨年、ワールド・シリーズＭＶＰ、ポスト・シーズンの花形、

フリーズも６番でパワー全開です。

「打線が助けてくれるから勇気が沸いてくる」と、先発１３勝のウエストブロック。

まだ残り１ヶ月、３８試合。セントルイスはファン動員もリーグ第２位。

今季も３００万人突破は確実のペースです。

まさに”燃えるセントルイス”。最後の競り合いは面白い。

了