ドジャースは、2004年から年々改修を重ね、客席の座席をすべて一新。見やすい
球場への努力を続けてきました。そのスローガンは「シンク・ブルー」でしたが、
今回の大改修に併せて、新たな言葉「シンク・ブルー、アクト・グリーン」を加えて、スタート
の決意を披露しました。
ドジャースのグリーン化構想が明らかになると、バド・セリグ・コミッショナーは、
すぐに賛辞を贈りました。
「ボストン(フェンウェー)シカゴ(リグレー)に続いて、メジャー最古の野球場が、取り壊される
ことがなく、そのまま保存して、ニュールックにする、という考えは理想的ではありませんか。
さらに、今後50年を目指す、というのは実に素晴らしい。伝統、歴史を尊重してきた
昔からの野球ファンの1人、として、これ以上うれしいことはありません。
多くの樹木に囲まれて、自然を生かした環境に浮かぶドジャースタジアム、を想像するだけで
も、ワクワクしますよ」。
ドジャースは改装プランとして、メインストリートに400本、さらに周辺にも1600本を植樹。
全体で2000本もの木を植え「グリーン一色で飾る」構想を披露しました。
近来の新設された野球場は、極めて合理的な最新の設備で建設。機能性十分ですが、
ほとんどの新球場は、ダウンタウン地区に建設しているため、樹木で囲むほどの敷地が
少なく、とても「アクト・グリーン」の夢のような球場には、ならない状態です。
現在でも、周辺の山々を背景に、ドジャースタジアムほど、緑濃い球場は数少ない、
のではないでしょうか。
私も、改修が終わったとき、ぜひ、グリーンのドジャースタジアムを訪ねたい、と、
セリグ氏と同様に、ワクワクして待っています。
了
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