メジャー・リーグ2008年公式戦は、3月30日、日曜日、ワシントンに
誕生した「新ナショナルズ・パーク」で開幕しました。
アリゾナ、フロリダのオープン戦は、29日で終了。アメリカン・リーグは、
アスレチックスと、レイズが、ともに18勝8敗で1位。ナショナル・リーグは、
メッツが両リーグ最高の20勝11敗で1位でした。
よく「オープン戦首位は当てにならない」とも、言われていますが、この好調
を持続し、公式戦も好スタートを切る球団も少なくありません。
万年最下位に低迷している、レイズは若手が成長。チームも固まり、強豪
そろいのア東地区でも、侮れない存在になりつつある、兆しが見えています。
29日、新ナショナルズ・パークがこけら落としのオープン戦を行いました。
時々曇り、気温12度。まだ肌寒い陽気でしたが、オリオールズを迎えて
3万4635人のファンでほぼ満員でした。
まだ、周辺環境は、完全に整備されておらず、駐車場も万全ではありません。
多少の混乱もありましたが、地下鉄もようやくコンコースも整って、ファンを
迎えることができました。
有名な、ワシントン・ポトマック河畔の桜も今や満開。恒例の桜見物を楽しむ
人々でにぎわう、ワシントンは、ベストの観光シーズンです。
「ついに専用野球場が完成。ファンとの常時交流の場を持てた、この歴史的意義は
大きい。ファンに楽しんで頂ける試合を展開したい」と、ナショナルズのマニー・アクタ監督
は、話しました。この日は、先発・バーグマンが力投。3-0で快勝。ファンの
期待に応えました。
地下鉄の専用駅「ネイビー・ヤード・メトロ」からは、球場へ一直線の道が通じています。
また、昨年まで使用していたRFKスタジアムから球場までの往復シャトル・バス
も約20台をピストン回転で輸送。マイカーが殺到する交通緩和を図り、周辺の混雑を
避ける作戦は順調のようでした。
30日は、メジャー開幕に1日先行する形でナショナルズだけの独占開幕。
午後8時5分。対ブレーブス戦はブッシュ大統領を迎えてプレーボール。
まだ、球場内部では、細部の混乱は避けられず、当分は我慢の観戦
でしょうか。スムーズに流れれば、きっと楽しみは、さらに増えてくる野球場に
なると思います。
了