マイアミの新球場になった、マーリンズの快進撃は止まりません。
5月は何と21勝8敗の快進撃。5位から一気に2位へ。ホームに首位・ナショナルスを
迎えた3連戦にスィープ。「0・5差」に迫る勢いです。
躍進のチームで光るのは、22歳の4番打者、ジャンカロ・スタントン右翼手。
5月はチーム最多の12本塁打(2008年のダン・ウグラ=現ブレーブス)
のタイ記録。月間30打点も2008年のM・カブレラ(現タイガース)と並ぶ
記録です。MLBコムのレポートです。
5月は打率・347で5月のナ月間MVPは間違いありません。
プエルトリコ出身で、身長196㌢、体重101㌔の巨漢。マイナー時代は
グリーンズボロで39本塁打したパワー・ヒッターです。
カリフォルニアのノートルダム高校時代から、大学、プロの誘いが
殺到。マーリンズが指名できたのは幸運だった、とも言われます。
20歳でマーリンズ昇格。
マイナー時代は三振も多く、年間153個(グリーンズボロ時代)も記録
していますが、その粗さも克服「期待が一段と高まる中、プレーできる
のはすごいスリルだ。ナインが一丸になってきたのは良く分かる」と、
スタントン。この怪物にやられたナショナルズのデーブ・ジョンソン監督は
「あのような男にまともに行けばやられる。お手上げだった」と、脱帽です。
開幕直後と違い、失言男のオジー・ギエン監督も、今は「この勢いは流れ
だけではない。力の着いた証拠」と、しか言っていません。
3番・ラミレス三塁手も上昇中。6月1日からは敵地でフィリーズと3連戦。
マイアミのホームを離れてどう戦うか、期待は高まりますが。
了