ニューヨーク・マンハッタンの南、ニューヨーク湾にある、スタテン島は
周囲70㌔。人口47万7377人の島。1630年、オランダ人の入植から始まり、
カキ生産で発展。次第に移り住む人が増え、歴史的建造物や、昔の
自然が残る、郊外住宅の島です。ここから眺めるマンハッタンの夜景
は見事、と評判です。
ここに、ヤンキースのマイナー、スタテン・アイランド・ヤンキース(1A)が
あります。「ベイビー・ボンバーズ」とも言われる人気チーム。
ブルックリン・サイクロンズのライバル、として、同じ、
ニューヨーク・ペンシルバニア・リーグに所属し、常に優勝を争う強豪です。
6月17日開幕。9月6日閉幕の短期シーズン。いつもファンを集めています。
ヤンキースの現役選手で、ここの卒業生は多く、今、右腕エースの
王建民投手、ロビンソン・カノ二塁手がそうです。
ホーム球場は「リッチモンド・カウンテイ・バンク」(場所はセント・ジョージ)。
1999年、当時、二ユーヨーク州オネオンタにあった1Aチームを
移転させ、最初の2年間は、島内のワグナー大学グラウンドを借りて
いましたが、2001年、現在の土地に新球場が完成。7月24日、
満員の7171人のファンを集め、スタートしました。
移転、建設、新チームの誕生には、ジョージ・スタインブレナー・オーナー、
当時のニューヨーク市長、ルドルフ・ジュリアーニ両氏の多大の
協力、資金援助があった、と言われます。
試合のない日は、市民イベントに開放され、多目的ベニューとして
欠かせない球場になりました。
このスタテン島へ渡るには、マッハッタン南端まで、地下鉄の4、5号線
終点のボウリング・グリーン駅、または、N,R線でホワイト・ホール駅
下車。サウス・フェリー・ターミナルから、無料のフェリーで渡れば、
球場は目の前です。
車より、フェリー利用者がほとんど。夜間も運行していますから、
ナイター終了後も安心です。何といっても「無料サービス」は利用者、通勤者
には有り難いこと。ニューヨーク市には感謝です。
2008年からスタテン・ヤンキースは、日本人観光客へのサービスで
日本語ページも開設。大変便利になりました。
一度、アクセスして下さい。ホームページはwww.siyanks.jp/です。
了
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