レンジャーズは、好天の日曜日、ホームのテキサスで、
ついに粘るカージナルスを振り切り、逆転勝利で王手です。
カージナルスは1、4回以外は毎回ランナーを出し、レンジャーズ
を揺さぶりましたが、レンジャーズはプーホルズの3回を始め、
敬遠4個(新記録。両チーム6個も新記録)でピンチを逃げ、
タイムリーを許さず(カージナルスは12残塁)3勝目を
挙げました。
この日も、主役は8番のナポリ捕手。
8回、マーフィーの併殺打、と見えた打球が、ラープジンスキー
投手の脚に当たり、一塁方向にそれて満塁(内野安打)
このチャンスに、ナポリは右中間へ直撃する2点二塁打。
「カウント1ー1だから外野へ犠牲フライで勝ち越せばいい、
と思って待つたのが打球は伸びた」。
これで9打点のチーム最多打点男。1997年の
アロマー(インディアンス)、アルー(マーリンズ)以来の9打点です。
「ホームで王手を掛けてセントルイスへ行くのはナインの
団結力の証明だ」。
相手のエース、カーペンターからもぎとったこの勝利は
大きい、のですが、しかし、カージナルスもこの2勝3敗
と追い詰められた過去5回は、再逆転(6、7戦連勝)
で4回、チャンピオンになっている、しぶとさがあります。
そのまま負けたのは、1930年(フィラデルフィア・アスレチックス)
の1回だけなのです。
さて、ホームで、”ラルーサ・マジック”は起こるのでしょうか?
了