10日、カンザスシテイで行われた「第83回オールスター・ゲーム」は、
1回、打者一巡の5点を先制したナ・リーグが8ー0の圧勝。
これほどのワンサイド・ゲームは、1946年アが12-0でナを破って以来の
歴史的な惨敗です。
アは1996年、1960年に2回とも6-0のゼロ負けを記録しており、
それ以来の完敗でした。
昨年の投手3冠王、ジャステイン・バーランダー投手は、1イニングで
5点も取られたのはメジャーで初めての屈辱です。休養十分で先発した
のに、コントロールがつかず、カウントを悪くしては乱打される、まさか
のKO負けでした。
私は、捕手に問題アリ、と思います。
ナ・リーグのポジー捕手は。実にうまく試合をコントロールして、全く乱れが
なかったのに、バーランダーはナポリ捕手との呼吸が合わず、あの剛球の
切れはなかった、のです。
ポジーは自軍のケイン投手だから合うのは当然としても「ポジーは
「構えが良く、的が大きくて投げやすい」という評判です。
しかし、ナポリは打撃はいいのですが、捕手としては?なので、ファン投票
で選ばれたため、使わざるを得なかった、ア・リーグには不幸でした。
それにしても、ワシントン監督はどうしても、ラルーサ監督に勝てません。
これも宿命でしょうか。引退して「この日だけ」のラルーサにまたも
敗れるとは、ワシントンの胸中は察しられます。
了