松原 明の大リーグ

リベラ投手、来季も

まだ正確な発表はありませんが、ヤンキースの大リーグＮＯ・１クローザー、

マリアノ・リベラ投手は、３日「来季も現役で投げる」と、明らかにした、ようです。

もう４２歳。５月に外野で練習中、打球を追ってフェンスに激突、脚を故障。

以後のシーズンを棒に振ったため、「健康を取り戻せば、まだやれる」と、

ブライアン・キャッシュマンＧＭとの会談で打ち明けた、と、ＣＢＳスポーツラインの

ジョン・ヘイマン記者は報じています。

故障前は６回のセーブ・チャンスで５回成功、防御率２・１６。２０１２年も

自信を持っていただけに「このままでは引退できない」という心境でしょうか。

すでに前人未到の歴代最多セーブ「６０８」を記録。

リベラに追いつける投手は、今後、まず出てこないでしょう。

今季クローザーだった、ラファエル・ソリアノは、ヤンキースの引き留め提示を蹴り、

ＦＡで去っただけに、ＧＭはリベラの再起を願うのも当然です。

セットアッパーのロバートソンと、リベラの黄金コンビは再び再現されるか

どうか。リベラの健康回復を祈るだけです。

了

に

岩隈投手、２年契約でマリナーズ残留

マリナーズは２日、ＦＡ岩隈久志投手と２年契約を延長（２０１５年のオプション付き）

しました。交渉期限１時間前のギリギリで成立しました。

２０１３年、１４年とも年俸６５０万㌦（５億２０００万円）に１００万㌦の契約破棄料付き。

総額１４００万㌦（１１億２０００万円）になります。

１年契約で臨んだ今季、先発、中継ぎ、救援と使われながらも

９勝５敗、防御率３・１６の好投でつかんだ契約延長です。

７月からローテに入り、以後は８勝４敗、防御率２・６５の頑張りは

立派でした。

３１歳。大リーグに順応した岩隈は、今季、黒田と並んで、日本人投手

の価値を高めた男です。

ＣＢＳスポーツラインのレポートです。

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エンゼルス、トレードのヘレンは急転ＦＡに

エンゼルスは２日、カブスのマーモル投手と交換トレードで合意していた

ダン・ヘレン投手は、前夜、急転不成立になり、ヘレンのオプションは破棄、

３５０万㌦のバイアウトでＦＡになるハプニング。

エンゼルスは、ヘレンとは再契約の意向はないようで、彼がどこに行くかは不明です。

詰めの誤算で投手陣再構築計画は一休み。ウィーバーとウィルソンの両輪は

契約中ですから大丈夫ですが、どうやり直すか、エンゼルスのディポトＧＭ

は沈黙しています。

交渉期間が限られているため、こういう失敗も起こります。

ヘレンはどこに行くのか、家族とバママへ慰安旅行に行くそうです。

ＭＬＢコムのレポートでした。

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マーリンズ新監督にレドモンド

ナ東地区最下位に転落、オジー・ギエン監督を解任したマーリンズは、

後任に1日、ブルージェイズ・マイナー監督、マイク・エドモンズを選び

ました。

エドモンズはマーリンズの捕手で２００３年の初の王座のときは、

イワン・ロドリゲス捕手の控えでプレー、通算１３年間の選手生活。

この3年間はブルージェイズのマイナー、ダンディン（１Ａ）の監督、

ミドウェスト・リーグの監督賞を受賞。４１歳。気鋭の指揮官です。

この4年間、毎年監督を変えているマーリンズ。もう現場首脳の移動にはピリオド

を打ちたい、ところです。

いまや、捕手出身監督は大当たり。ジャイアンツのブルース・バウチー、

カージナルスのマイク・マシニー、みんな成果を挙げています。

２００３年当時、監督だった、ジャック・マキーンさんは「彼は利己的では

ないし、献身的なプレーをする。知識も豊富、きっと成功するはず」と、太鼓判

を押しています。

2日の就任会見で、どんなレドモンド・コメントが出るか、楽しみです。

ＭＬＢコムのレポートでした。

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８１歳のジマーさん、来季もレイズで

レイズは1日「ドン・ジマー氏は来季もシニア・アドバイザーで留任する」

と続投をと明らかにしました。

ジマーさんは今年８１歳の高齢ですが、レイズ入りしてもう１０年は、

１３球団にもなる長い大リーグの経歴の中で、ヤンキース時代とともに最長です。

キャンプは若手の指導に当たり、その経験を生かした助言は大切に

されています。

現役時代は捕手、コーチ、監督も務め、ヤンキースではベンチ・コーチとして

ジョー・トーリ監督を補佐、優勝へ導く、１０年間でした。

「レイズの組織は素晴らしい。ここで最後の仕事は幸せです」という

ジマーさんのコメントでした。

ＭＬＢコムのレポートです。

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エンゼルス、サンタナ投手をロイヤルズへ

ア西地区で３位に終わり、ワイルド・カード出場も駄目になったエンゼルスは、

３１日、先発ローテのサンタナ（今季１１勝１２敗、防御率４３・３８）をロイヤルズへ放出

しました。チーム再建に乗り出したようです。

サンタナをＦＡで失うよりトレードを選択。交換したのは３Ａの左腕投手、シスク（今季オマハで５０試合

３勝２敗、防御率２・５４）。即戦力の補強にはなりませんが、サンタナのオプションは１３００万㌦

（約１０億２７００万円）にもなるので、トレードしたものです。

サンタナは２９歳。ロイヤルズはローテ投手を獲得して、今季３位のチームを強化して

ゆく第1弾です。

また、オリオールズは、今季２３本塁打の大砲、マーク・レイノルズ三塁手（今季

途中から一塁手）の１１００万㌦オプション（約８億６９００万円）を破棄、契約を見直して

サインしたい、意向です。

まだ２９歳。パワー十分で働けます。

ＣＢＳスポーツラインのレポートです。

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レイズは主力をキープ

レイズは３１日、エースのジェームス・シールズ、クローザー、フェルナンド・ロドニー、

ベテランのジョー・モリナ捕手のオプションを更新。３人の流出を防ぎました。

シールズは３０歳、他球団からも誘われていた看板エース、今季は１５勝１０敗、

防御率３・５２。来年は９５０万㌦の年俸。２０１４年に１２００万㌦の

オプションを付けました。今季で６年連続２００イニング以上投げている

実績十分の右腕です。

ロドニーは「ア・リーグ・カムバック賞」を受賞、リーグ最高の４８セーブを

記録。年俸２５０万㌦。今季の防御率０・６０の素晴らしさ。もう３５歳ですが、故障は

なく、期待は大きいクローザーです。

３７歳のモリナは１０２試合に出場。投手陣のサポート役です。ＤＨの

スコットは解雇しました。ＦＡ可能の３人をキープできたので、今季、あと一歩で

ワイルド・カードのチャンスを逃したレイズは、来季はさらに、ヤンキース、

オリオールズと激戦を展開するでしょう。

ＣＢＳスポーツラインのレポートでした。

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インディアンス・フランコナ体制決まる

インディアンス新監督に就任した、テリー・フランコナ監督は、

３１日、ベンチ・コーチにサンデイ・アロマーの留任を決め、さらに

三塁ベース・コーチには、前アストロズ監督、ブラッド・ミルズを招き、

マイナーのコロンバス監督、マイク・サーボーを一塁ベース・コーチに

就任させました。

これで両腕がそろい、いいずれも実績十分の男ばかり。

ミルスはフィリーズ、レッドソックスでフランコナとコンビを組み、

現役のモントリオール時代のチーム・メートの仲です。

サーボーはコロンバスを３Ａで優勝させた指揮者。３年間のコロンバスでの指揮ぶりは

評価の高い人物です。

アロマーもインディアンス・コーチは４年目になり、今季、マニー・アクタ監督

解任のあと、代理監督を務めました。他球団からは「監督に来てくれ」と

誘われている男です。

この実力者グループで編成した新生インディアンス。来季は、タイガース、

ホワイトソックスの２強に割って入れそうです。今季のような後半、

総崩れの不振はさらば、になるでしょうか。

タイガースも、ジム・リーランド監督の契約を１年延長。６７歳の大ベテラン監督は、

連覇へゴー・サイン。「逃したタイトルを取りに行く」意気込みですが。

ア中地区の来季は楽しみです。

ＣＢＳスポーツラインのレポートです。

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ジャイアンツの優勝パレードに１００万人

この３年間、２度目の王座に着いたジャイアンツの優勝パレードは、

３１日午前、市内のメイン・ストリートをオープンカーで行進、シテイ・ホールで

祝賀セレモニー。

特別ステージには、ジャイアンツの全員が並び、オーナー、

ブルース・バウチー監督があしさつ、主力選手もマイクでファンへの

感謝、そのサポートを称えました。

４番のポジー捕手は「野球は全員の協力がないとできない。

ナインのサポート、団結が実った優勝です」と、叫びました。

この日の観衆は約１００万人。オレンジと黒の紙吹雪は市内に

舞い、約１・５トンも乱れ飛んだ、と言われています。

３０球団でただ１球団しか味合えない、この栄光の瞬間。

うらやましい瞬間です。

「このチームが作り上げたアートは、世界に誇るもの」と

いうコメントもありました。

ちょうどハロウィーンのお祭りと重なり、様々な扮装（ふんそう）をした

市民の笑顔、歓声が印象的でした。

ＭＬＢコムのレポートです。

了