全米野球記者協会の投票で決める、2011年の個人賞は
14日から開票され、初日は両リーグの新人王が決まりました。
選ばれたのは、ともに投手でした。
アは先発のジェレミー・エリクソン(レイズ)
ナはクローザーのクレイグ・キンブレル(ブレーブス)。
ア・リーグは28人(14都市の担当記者各2人ずつ)ナ・リーグは
32人(16都市から各2人)の投票で決まり、1、2、3位の3人連記制。
アのヘリクソンは13勝12敗、防御率2・95=リーグ8位)三振奪取は
117個。1位票が17、102ポイント。
ナのキンブレルは、大リーグの新人最多セーブ新記録(46)を作った
抜群の成績で、1位32票独占の満票選出でした。
満票は2001年のアルバート・プーホルス一塁手以来10年ぶりです。
キンブレルは友人の挙式に招かれ、ハワイに滞在していましたが
「満票とは本当にうれしいが、目の前にあった、最終日のワイルド・カード進出の
チャンスを僕が逃げ切りに失敗して逃した悪夢は、今も
悔やまれます」と、喜び半分の様子でした。
ヘリクソンは票が割れたため「今季は野手のライバルが多く、僕は
無理かも、と、期待していなかった」そうです。
レイズでは、2008年のエバン・ロンゴリア三塁手以来
3年ぶり、チーム2人目の受賞。ア先発投手の新人王は
2006年のジャステイン・バーランダー投手(タイガース)
以来でした。
キンブレルは「オフは体を休め、今季より始動を遅らせて
キャンプインしたい。2012年はさらに良い成績を
目指します」と、来季を期しています。
了
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