ア・リーグのサイヤング賞は11月15日、開票されましたが、
予想通りタイガースの右腕エース、ジャステイン・バーランダー投手が
1位票28票を独占、満票で初受賞しました。
2006年新人王を受賞、今季は投手3冠王。この投手タイトル独占
の3冠王、サイヤング賞は、2006年のヨハン・サンタナ投手以来
のことです。
「新人王を取ったとき”サンタナはすごいな”と、仰ぎ見たものだが、
ついに、自分もやり遂げてうれしい。今季の成績なら自信は
あった。それに、救援投手を少しでも休ませたい、”オレのときは
休めよ”という気持ちだった」。
最多勝(24)防御率1位(2・40)最多三振奪取(250)の独占もものすごい上、
5月7日のブルージェイズ戦にはノーヒット・ノーランを達成(四球1個のみ)
7月から12連勝。タイガースの1987年以来の中地区優勝は、
バーランダーの力投なしには考えられません。
今季の年俸1275万㌦に加えてサイヤング賞のボーナス50万㌦
も手にしました。
タイガースのサイヤング賞受賞は3人目、1984年のウイリー・
ヘルナンデス投手以来です。
さて、こうなると、来週に予定されているMVPも彼が取るのではないか、
という評判です。
「こうなったら、2011年は私しかいない、と、信じている。
取れるか?と聞かれればイエス、と答える。もし、私以外なら、大活躍した
グランダーソン(ヤンキース)外野手しかいないんじゃないか」。
あと一歩でワールド・シリーズのチャンスでしたが、地区、
リーグ・シリーズとも雨にたたられ、無念の涙でした。
2011年のア・リーグは「バーランダー・イヤー」でした。
来週を楽しみに待ちたい、と、思います。
了
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