「ぐじぐじするな!上原」という原稿を書きましたら、熱烈な大リーグ
研究家、女性ファンの蓮見さんから、すぐにメールを頂きました。
「同感です。私の願いも同じです。胸がスーとしました」。
歓喜に沸くレンジャーズのクラブハウスで「自分の出来に
納得しない」などと、うれしそうな顔もしない選手がいては、
はた迷惑なのです。
こういう男は、さっさと立ち去るべきではありませんか。
イヤなら代役はいくらもいるMLBの世界。いつでも
交代させられる、メジャーの厳しさは良く承知しているはず
なのに、不思議ですね。
だれも、同情なんかしてくれません。
日本の同行記者たちは、監督、ヒーロー会見にも顔
を出さず、上原を取り巻いて、慰め合うのですから、アメリカの
記者から見れば「あいつら、何やってんだ」という異様な光景
に映るのではないでしょうか。
この日レンジャーズは、先発全員安打、17安打(二塁打4本、本塁打
2本)の猛攻。逆転の3回裏は打者14人、一気の9得点。胸の
すくような圧勝でした。
この大差なら、投手を休ませるため、上原の出番はあるはず
ですが、全くノーチャンス。声もかかりませんでした。
当然でしょう。疫病神のような男を指名するほど、
レンジャーズは緩んではいません。
リーグ2連覇へ「オレ立ちは昨年、ジャイアンツを眺めていた
あの瞬間から、ハングリーだった。やるゾ!とね」と、語る2番
のエルビス・アンドラス遊撃手。
ナインはこういう心意気なのですから、滅入っている男を振り向きもしません。
果たして、上原はワールド・シリーズのメンバーに入れるのか、
ワク外か、まだ、わかりません。
シリーズは、19日(水)セントルイス(またはミルウォーキー)
で開幕します。
了
コメント