今年度のクーパースタウン野球殿堂入りのセレモニーは、7月25日、
好天の日曜日、同タウン郊外のクラーク・スポーツセンター広場で行われましたが、
式典前のロックン・ロール・スター、ジョン・フォガテイさんの、自作の野球賛歌
「センター・フィールド」の演奏が注目を集めました。
フォガテイさんが1985年に作詞作曲した名曲で、すでに、全米で200万枚
もヒットした作品です。
この歌を唱うために、フォガテイさんは、バット形のギターを作り挙げ、
これで演奏したきたのです。
この愛用にギターには「スラッガー」と、名付けて、肌身はなさず持ち歩いて
いました。ナッシュビルで洪水災害に見舞われたときも、助けだし、補修
してきたギターです。
式典開幕前に演奏を終えたフォガテイさんは、このギターをクーパースタウンに展示し
「これが野球のギターです。どうぞみなさん、ごゆっくり、鑑賞してください」と、
1階の展示室で、ファンに語りかけていました。
野外の表彰式は長く、暑い夏の好天の下、つらいのですが、この歌声
で、みなさん、なごまれたのではないでしょうか。
この日は、アンドレ・ドーソン外野手、ホワイテイ・ハーゾク監督、
ダグ・ハーベイ審判の3氏が表彰され、さらに、放送部門のジョン・ミラー・アナ、
記者部門でビル・マデンの2氏も殿堂入りしました。
スピーチの詳細は、クーパースタウンのホーム・ページでご覧ください。
了
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