アリゾナ州ツーソン市は、1月7日、「2010年の春キャンプに日本プロ球団を招待、
当地でキャンプする、ダイヤモンドバックス、ロッキーズと、15試合の日米
交流戦を計画している」と、発表しました。まだ、日本プロ野球機構にも、何も
具体的に知らせはありませんが、今年の1年間を掛けて、じっくり話し合う、という考え
のようです。
日本のプロ野球は、かってヤクルトがアリゾナ・ユマ・キャンプしていた時代も
ありましたが、もう、かなり昔の話。当時のユマ・キャンプは、設備も、
相手チームもなく、アリゾナ州は、まだ、大リーグもほとんど来ていない、
未開拓の時代でした。今の、最新設備が完備し、発展しつつあるアリゾナとは、
全く違います。今なら、飛行機も発達し、日本からも近く、
魅力あるキャンプ地になったのは間違いありません。
実は、ツーソンでキャンプしていた、ホワイトソックスが、最新球場が完成した
グレンデール市へ出ていってしまったため、ツーソンのメイン球場、エレクトリック・パーク
でキャンプするのは、ダイヤモンドバックスだけになってしまったのが、日本呼びかけ
の理由です。招致できる、大リーグの適当な球団が現れず、やむなく、
日本招待に切り替えたようです。(ロッキーズはツーソン市のもうひとつの球場、
ハイ・コルベット・フィールドを使用中)。
「さらに、この球場を1年間フル稼働させ、国際野球トレーニング・センター、として
充実させる計画です」と、土地所有のピマ・カウンテイ・スポーツ・ツーリズム首脳
は明らかにしました。首脳陣は近く来日して勧誘運動を始めるようですが、
果たして、渡米キャンプをする、日本のプロ球団が出るかどうか?何とも言えません。
了