創立40周年を迎えるカンザス・シテイ・ロイヤルズは、昨年オフから大改修工事
を続けてきましたが、4月10日、ヤンキースを迎えるホーム開幕シリーズに、
ニュールックを披露することになりました。
改修工事は、2007年10月3日にスタート。2年がかりの大工事でした。
外観、エントランス、座席、飲食、グッズ販売、ファン・ゾーンなど、すべて一新され
「大リーグ1の美しい野球場」と、言われてきた、カウフマン・スタジアムは、
最新の設備を織り込み、ため息が出るほどの、さらに美しい野球場になります。
噴水が高々と上がるセンターを中心の外野席には、これまで、座席はほとんど
ありませんでしたが、今回の改修で左翼、左中間、右翼の新たなスタンド
が増設され、右翼にはファンのための「パーティ・デック」も新設され、
これまで、正面エントランス広場にあった「ロイヤルズ殿堂」は、
左翼場外に新設された殿堂ビルへ移転しました。
ここには「ホール・オブ・フェイム・スィーツ」の特別室も新設され、今までとは
見違えるような、大野球場になります。
殿堂が移転した、ホームプレート裏のコンコースには、プロ・ショップが拡大されて
ファンを歓迎します。「スタンドに座れば360度のパノラマ・ビューに
きっと驚かれることでしょう」と、球団は自信を深めています。
ロイヤルズ、といえば、日本ハムを去った、テリー・ヒルマン監督が
メジャー監督の経験ナシで指揮し、昨年は2003年以来の最下位脱出に成功。
タイガースに1ゲーム差を付けて4位を確保しました。
「基礎プレーの練習ばかりでなんだ」と、不満の声が上がった昨年のスタートは、
5月に12連敗のどん底。批判の嵐でしたが、ヒルマンは耐えに耐え、
9月は18勝8敗のメジャー・ベストのスパートでタイガースを追い抜きました。
ヒルマンが経験を積んだ今季は、ダークホースの期待十分です。
了
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