昨年の最下位から一気の地区争いへ、オリオールズのバック・シュワルター監督
の巧みな指揮ぶりが評判になっています。
チームの改造、投手陣立て直しの成功も大きいのですが、彼は審判団の傾向、
クセ、技術を分析、特に主審は「ストライク・ゾーンが広いか、狭いか、
前半と後半は」のデータを集めて、ナインに「今日は打ち急ぐな、待て、早めに行け」
という細かい指示を下し、流れを引き寄せる作戦を展開して、ここまで来た、
と、CBSスポーツラインのペリー記者はレポートしています。
野球はデータ通りに行くとは限りませんが、こういう作戦も結果を出せれば
面白いものです。
さすがは頭脳派、シュワルター。このままなら「ア監督賞」の有力候補です。
10日、ア東地区の5球団は全休。11日からは、オリオールズはレイズと、
ヤンキースはボストンへ、3強は9月決戦のスタートです。
ヤンキースのティシエラ一塁手は、再び、ふくらはぎの痛みで休養、
再起はさらに先になりました。いつベストメンバーはそろうのか、
わかりません。老化現象の目立つヤンキースは、この苦境を
どう切り抜かるのか、心配です。
了
コメント