ジャイアンツの3番、メルキー・カブレラ外野手の禁止薬物使用が
突如発覚、15日「50試合出場停止処分」を受けました。
カブレラは今季、ロイヤルズから移籍して大飛躍。打率・346の躍進、
カンザス・シテイで行われた「オールスター・ゲーム」でも、ただ1人
本塁打する活躍でMVPを受賞、ジャイアンツ首位の原動力に
なっていました。
50試合停止では、ジャイアンツの残り試合は44試合。今季は完全にアウト
のピンチ。この日、カブレラ抜きのジャイアンツは、3番に復帰のサンドバル、
4番・ポジー、5番ペンス(新加入)のクリンアップを組みましたが、あえなく
ナショナルズに完敗。同率タイのドジャースに抜かれて2位に転落。
まさに悪夢の日でした。
ロイヤルズ時代、あまりぱっとしなかったカブレラの躍進は、やはり
クスリのお陰だったのでしょうか。「お前もか!」という気がします。
昨年のナ・リーグMVP、ブラウンも受賞直後に薬物使用、陽性反応が
発覚。このときは、弁護士が知恵をしぼり「検査、輸送に問題アリ」
と提訴して無罪になりましたが、シロ・クロは依然としてヤミの中
です。
カブレラは「球団、チーム・メート、ファンに深く謝罪します。本当に
申し訳ない」と、MLB選手会通じてコメントしましたが、チーム首脳部は
まさかの事件に呆然です。
もし、ジャイアンツがポスト・シーズンに進出、ワールド・シリーズに出るチャンス
がでたら、停止処分は解けて再起の道は開けますが、さて、そう都合良く行くかどうか、
停止期間中のサラリーは支払停止。カブレラはどう立ち直るのでしょうか。
了
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