パドレスの身売りは16日、デンバーで開催されたオーナー会議で
正式に承認されました。買収総額は8億㌦(約652億円)です。
資金調達は地元の投資グループの中心、ロン・ファウラー氏。
「サンディゴで30年余も住み、この美しい町を愛している男としては
野球を再び復興させたい願いでいっぱいだ。オマリー・グループ
の豊富な知識を得て、この10年の間に栄光を築きたい」と、
ファウラー氏は声明しました。
元ドジャースのオーナー、ピーター・オマリーさんは、
表面には立ちませんが、息子のケビン、ブライアンの2人が経営陣
に参加、ファウラー氏を支える予定です。
地元出身のプロ・ゴルファー、フィル・ミケルソンもグループに
参加しました。
ピーター・オマリーさんは球界を引退していましたが、近来のドジャース
のオーナー夫妻の泥沼騒動に見ていられなかくなり「球界の
ために、もう一度現場に戻って、西地区の繁栄の手伝いをしたい」
願いなのです。
パドレスは1998年、ワールド・シリーズに出場(ヤンキースに
4試合ストレート負け)して以来、泣かず飛ばずの14年間でした。
今季も4位。52勝68敗。とてもポスト・シーズンは望めません。
強化をどうするのか、ファンをどう集めるか、課題は山積みです。
オマリーさんのファミリー・カラーがうまく出ればいいのですが。
CBSスポーツラインのレポートからでした。
了
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