今季新加入した日本人選手で、ただ1人、存在感を示しているのが、
ヤクルトからブリュワーズ入りした、青木宣親外野手です。
7日、ホームの対カブス戦で、3-3で迎えた延長10回裏、24歳右腕、
コールマンから146㌔の速球を会心のスイングで右翼席へ、ライナーの
サヨナラ本塁打。
日本人のサヨナラ本塁打は6本目。青木はヤクルト時代、2005年8月26日
(横浜戦)以来で、7年ぶりです。
この日は4回、カブスの右腕エース、ガルザの150㌔の剛球を右翼へ先制アーチ。
大リーグ入り初、ヤクルト時代も3回しかやっていない「1試合2本塁打」の快挙でした。
3万123人の地元ファンは大歓声。175㌢の小柄な1番打者を拍手。
ホームインすると、ナインから「ひげそりクリーム付きのタオル」を顔にぶつけられ、
手粗いお迎えに「特別な気分。汚れてもうれしい」。
8回にも同点にする内野安打、3安打、3得点でチームの勝利に貢献、今季初の
5試合連続の先発出場、日本の実績はウソでないことを証明しつつあります。
「まだまだ全然。このままでは」と、レギュラーは確保していないため、
さらにアピールして行く覚悟です。
日本人選手の陰が薄くなる最近、青木の頑張りはうれしいでは
ありませんか。
了
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