王手を掛けられた、カージナルスのトニー・ラルーサ監督は
記者会見で「騒音で電話が聞き取れず、ブルペンの用意に手違いが
あった」と、8回の決勝点を招いた、意外な敗因を口にしました。
本当は、8回の満塁のピンチには、クローザーのモットを起用の予定
でしたが、左腕のレプジンスキーがそのまま続投、右打者の一番怖い
ナポリに手痛い二塁打を浴びたのです。
「電話で伝えたはずなのに、モットはウォームアップして
いなかった。ウチのブルペンは左中間スタンド下にあり、
ここは、レンジャースのファンが一番騒ぐ場所。
この手違い、聞き違いが痛い」。
モットが出てきたのは、2点を取られた2死後、彼はアンドラスを3球三振
させましたが、もう後の祭りでした。
レプジンスキーは「ナポリのあとは、すぐ、左のモアアンドが
控えている。彼はその前に本塁打しているので、モアランドまで僕が続投、
と、思っていた」と、言うのです(モアランドは三振させたが)。
レンジャーズには「勝ってください」という、お膳立てを、相手が
してくれたのですから、最強の打者に舞台が廻り、万々歳
でしょう。
12残塁の拙攻で天を仰いだカージナルス。
「フィラデルフィアでも騒音で聞こえず、携帯電話で
連絡していた」と嘆いていますが、この手違いは
シリーズの命取りになるのでしょうか。
了
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