2連敗であとがないダイヤモンドバックス。ホームに戻った
第3戦。8ー1の快勝でしたが、この日の主役は、新人5番打者、
ポール・ゴールドシュミット一塁手です。
ブリュワーズ戦の5回裏、試合を決める満塁本塁打。この日、
5打点の大活躍です。
8月1日に2Aモビルから昇格してきたばかりの白人青年、24歳。
193㌢、100㌔の巨体です。テキサス州立大学時代は、すごい
パワー・ヒッター(右打者)でしたが、なぜか、注目されず、ダイヤモンドバックス入り
したときは、8順指名の低い評価だったのですから、この大化け
ぶりは、驚異です。
5回、4番モンテロ捕手を敬遠、満塁策で勝負を挑まれても
落ち着いていました。カウント1ー2から速球を右翼へ鮮やかな
アーチ。「投手(マルコム)は狙いが狂ったんでしょう。真ん中
に来た速球だった」と、にっこり。
彼はデビュー翌日の8月2日、リンスカム(ジャイアンツ)、17日
にはクリフ・リー(フィリーズ)の2人のサイヤング賞投手から
本塁打しているのです。統計によると、デビュー3週間で
この離れ業をやった新人は、史上初めて、ということです。
新人の地区シリーズ満塁本塁打は、1999年、ヤンキース
のリッキー・レディー以来、の快挙です。
これで生き返ったダイヤモンドバックス。第4戦も何が起きるか
分かりません。
了
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