連日悪天候に悩まされているブリュワーズは、
最終ホームシリーズの第1戦、26日(パイレーツ)
に、この4年間で3回目の300万人動員突破を記録
しました。
300万人を超えたのは8チームですが、地方都市では、
ミネソタとともにミルウォーキーは光ります。
この日、ミラー・パークの入場者に配る「ゲームデー」
のミニ雑誌で、リック・シュレジンガーCOOは「スモール・
マーケット、と言われるミルウォーキー市で、ウィスコンシン州
全体からいかに多くのファンが来てくださるか、の証明です。
これだけのファンを年間集めるのは、各方面の方々の
協力がないとできない。その上、ミラー・パークはドーム
なので、雨で流れる心配がないのも大きい。
常にファンのみなさんに、安心して来て頂けるのです」
と、感謝のメッセージを贈りました。
この日の午後、ミラー・パーク場内ツアーに参加
しましたが(私を入れてわずか4人でしたが)、
ツアー・ガイドのウェインさんは「屋根の工事は多大の犠牲を払い
(3人の工事担当者死去)、1年間も完成が遅れ
(工事担当は三菱重工)ましたが、雨と寒さを避ける工夫は
成功でした」と、説明してくれました。
白髪、73歳のウェインさんは「毎日2回もガイドして
います」という元気さ。
冬は豪雪から芝を守り、風と太陽をいかにうまく利用
しているか、の話を聞くと、10年前当時の苦労が
大変だったのが分かります。
今季はホーム55勝のチーム新記録。ヤンキース、
レンジャーズ、フィリーズの3チームが52勝なのを
思うと、この55勝はものすごい記録です。
ファンの後押しで生んだ中地区優勝。実に19年ぶり
の快挙です。ウェインさんは「ぜひとも勝利を重ねて
地区シリーズのホーム開催権を自力で確保して
欲しい」と、願いを込めました。
あと2日、ゴールはできるでしょうか。
(了)
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