アスレチックスは、昨年、81勝81敗で最下位を脱出。2位へ上がり
ました。上昇の原動力は強力な先発投手陣です。
昨年のチーム防御率、3・58はア・リーグ第1位。
18勝8敗のエース、トレバー・カヒル投手は、まだ22歳。
昨年「母の日」にパーフェクオト・ゲーム(対レイズ)
を達成した、ダラス・ブリーデンは11勝14敗と、勝ち星には
恵まれませんでしたが、15勝9敗のG・ゴンザレス投手との
先発トリオは健在です。みんな若い。
今季はグランド・バルフォー(レイズ)ブラントン・マッカーシー
の2投手を加えました。昨年25セーブのアントリー・ベイレー
も右ひじ手術の経過は良く、キャンプはOK。
問題はパワー不足の打線なのです。
昨年は得点11位、本塁打13位。「もっとパワーがあれば」と
嘆くシーズンでした。
アスレチックスの最多本塁打者は、16本のケビン・クズマッオフ三塁手、
次いで13本のカート・スズキ捕手、DHジャック・カスト(マリナーズへ)
では、パワー十分のレンジャーズとの差は歴然。
ですから、21本塁打の松井秀喜(エンゼルス)の新加入を
大歓迎したのも良く分かります。
さらに、ロイヤルズの3割打者、デビッド・デヘイズー外野手、
ナショナルズで16本塁打したジョシュ・ウィリングハム外野手
も獲得しました。
昨年、23人も故障リスト入りした(チーム史上2番目に多い)
健康管理がうまくいけば、レンジャーズに迫れる勢いはあるはず。
141万8391人(リーグ・ワースト2位)しか来ない
不入りのオークランド。松井がファンを集められるかどうか?
期待はふくらみます。
(了)
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