いよいよキャンプインも近くなりました。
新陣容がどうなった、誰が去り、新メンバーは?
この連載レポートを紹介してゆきます。
第1回は、昨年ア・リーグ東地区1位のレイズです。
このオフ、FA、トレードで多くのレギュラーが去りました。
3番のカール・クロフォード外野手はレッドソックスへ、5番の
カルロス・ぺーニア一塁手はカブスへ(ともにFA),
1番のジェイソン・バートレット内野手はパドレスへ移籍、
ノーヒット・ノーラン男、マット・ガルザ投手もカブスへ移籍、
クローザーのラファエル・ソリアーノ投手はFAで
ヤンキース入り。これだけ主力が抜けてしまうと、普通は大ピンチ
のはずですが、レイズは「若手が育つから大丈夫」と、
余裕十分です。
「今季はまだ駄目かもしれないが、出ていった彼らの代わりに
優秀な若手タレント9人がやってきた。それに、ドラフト指名権
10人も手にしたから」。
ガルザと引き替えに来た若手は、かって将来を期待された
逸材も含まれ、若手育成に定評があるレイズは「すぐに
開花しなくても、必ず、何人かは出てくる」と、読んでいます。
ウォーレン・スパーン賞を受賞した、左腕デビッド・プライス、4番の
大砲、イバン・ロンゴリアの看板は健在。マイナーには、
出番を待つホープが目白押しです。
「年俸削減のために主力を出したのではない。
切り替えの時期に来たタイミングだ。新たに手に
入れた9人の若手は磨けば、2、3年先には
ウチはまたすごくなる、と、信じている」と、マット・シルバーマン
会長は予言しています。
フロリダ・シャーロッテ・スポーツパークのキャンプ地では、レイズは2年目を迎えます。
全面改修された設備は、さらに整備された快適な場所です。
2月26日にパイレーツを迎えてオープン戦開幕。
シャーロッテの最後は3月26日のオリオールズ戦。
バッテリー集合は2月16日。昨年は平均6531人を
動員しました。決して弱体化した、とバカにできない
予感がします。
了
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