カージナルスの独走か、と、思われたナ中地区。ところが、第6週
を終わり、5月16日現在で、何と、昨年5位のレッズが大躍進、
一気にカージナルスを抜いて首位へ立ちました。
21勝16敗、カージナルスとの首位対決シリーズに2勝1敗で勝ち越し、
半ゲーム差で追い抜いたのです。
レッズの首位は2006年6月8日以来、4年ぶりの珍事です。
今のレッズはかってのような「ビッグ・レッド・マシン」の黄金時代では
ありませんが、ザルのようだった投手陣に、24歳のベイレー、
クエト、22歳のリーク(目下4連勝0敗)のヤング・トリオが進出。
これまでの、ベテラン2人、アロヨ、ハラングも立ち直り、
先発が頑張っているのが躍進の土台です。
首位の力は安定した守備力がもあります。
これも、第6節終了でエラー最小。リーグ首位の守備率を誇る好守
が支えています。
ジャイアンツ監督から転身した、ダステイ・ベイカー監督は、
チームを闘う集団へ変身させ、打線は3番・ボットーのパワーが光ります。
「もう、昨年のもろいレッズではない」と、対戦した、ドジャースのトーリ監督
も認めています。
「ウチは挑戦し続けて、光が見えてきた。まだ少し前進しただけ。
これから争いに加わる」と、ベイカー監督は控えめです。
面白くなってきた中地区。6月の争いはどうなるでしょうか。
了
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