アリゾナ州の新移民法による野球界への波紋はますます広がり、
ついに、カブス・ファンは「もうアリゾナキャンプは引き上げろ!」のサイン運動
をシカゴで開始。一時、メサに留まる、ことになっていたキャンプ地が、再び、
フロリダ州ネイプルズへ移る可能性が出てきました。
アリゾナ州の外国人はすべて外国人登録証の常時携帯を義務付けられた
新法律施行により、人種差別を拡大する、と、反対運動が盛んになっています。
カブス・ファンは怒るのは「メサのキャンプ施設も全面改修する、
と言いながら、ストップしたままだ」という、二重の不満があるためです。
改修はいつできるのか、メサ市が工事のゴーサインを出せない以上、
見通しは立たないのです。
州知事を先頭に、再三、キャンプ招致を勧誘しているフロリダは、
「今度こそ」と、猛烈運動を再開しました。
カブスはアリゾナ州最大のドル箱。もし、移転されては、他の球団キャンプにも
影響は出てくるのは間違いありません。
シカゴ・リグレー球場横の道路で気勢を挙げるカブス・ファン。チームも5位
の不振で、ファンのもやもやはたまるばかり。
バド・セリグ・コミッショナーは「2011年のアリゾナ・オールスター・ゲーム
はそのまま行う」と、明言。中止、移転の抗議に応えましたが、論争は
収まるかどうか、前途は未定です。
了
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