ヤンキースは4月13日、ヤンキー・スタジアムでホーム開幕。午前11時には
ファンも入場し、12時30分からフィールドで2009年ワールドチャンピオンの記念
指輪贈呈式。立派な木箱に入った、ダイヤモンドがちりばめられた、青く光るダイヤ
の指輪は素晴らしい出来映えで、ファンは拍手で迎えました。
中央でジョー・ジラルデイ監督は、1人ずつ呼ばれる選手に握手して手渡すセレモニー。
その側には、ヨギ・ベラ捕手、ホワイテイ・フォード投手のかっての黄金バッテリー
が付き添い、演出は流れるように行われ、ファンは立ったまま、拍手でした。
見逃せないのは、相手エンゼルスへ移籍した松井秀喜外野手へも、指輪は
贈られ、万雷の拍手でした。
その松井をヤンキース・ナインは取り巻いて抱擁。笑顔いっぱいの再会を
ともに喜んだシーンは、忘れられません。
指輪をもらったのは、選手だけではありませんでした。
長年トレーナーを務めていたジーン・モナハンさんにも贈られました。
今は闘病中ですが「1日も早く元気になって」と、ナインの激励を受けた
モナハンさんは「本当にうれしい」と、涙でした。
また、今年1月に死去した、裏方22年間のベテラン、ハーベイ・ウィンストンさんにも
指輪は贈られ、代理で出席した母に渡されました。18日のレンジャーズ戦は
ウィンストンさん追悼の試合に予定されています。
これらの細かな気配り。この日もエンゼルスに快勝したヤンキースは、
組織全体のまとまりの見事さが良く分かります。
ビデオで見るセレモニーは実に印象的でした。
了
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