ツインズのホーム、「ターゲット・フィールド」は、4月12日(月)ミネソタのダウンタウン
にオープン。すでに、カージナルスを迎えたオープン戦2試合でお披露目をしていますが、
公式戦のデビューは、選手、地元ファンとも格別のものだった、に違いありません。
この日は心配された天気も曇り、気温18度の好天気。3万8145人のファンで満員。
レッドソックスに5-2で快勝。中地区首位も奪い返す歴史的な日でした。
ファンが暖かく迎えたのは、左翼から登場した、ツインズの歴史を築いてきたOBたち。
みな、ツインズのジャージーを着て、マウンドで始球式組と、左翼上段に上がって、
ツインズ歴代チャンピオン・フラッグを掲げる組に別れて、ファンの拍手は鳴り止み
ませんでした。
バド・セリグ・コミッショナーは「これぞ、MLBの模範ケース。球場の規模、
設備、ファン・フレンドリーの雰囲気。すべて満点です」と、賞賛しました。
これまでNFLバイキングスと、メトロ・ドームで同居していたツインズは、
戸外野球はメトロポリタン・スタジアム(1961年から1981年)以来のことで、
選手は口々に「やはり野球は外でやるのが一番」と、新球場の手応えを感じて
いました。
この日は、球場正面のターゲット・プラザに、故カービー・パケット外野手の
銅像も披露され、遺児のジュニアも参列しました。
工費予算の関係で屋根付きではないため、今後の天気が気になりますが、
好スタートを切ったツインズの前途を祝福したい、と、思います。
この日は第2週のホーム開幕チームも多かったのですが、フィリーズ、カブス、
カージナルスは快勝しましたが、シアトルのマリナーズは完敗。わずか2安打
の情けない試合でした。せっかく300勝投手、OBのランデイ・ジョンソン投手
を迎えて始球式で盛り上げたのに、ついに、単独最下位転落とは。
了
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