さっそく、トム・シーバーのワインを検索すると、ニューヨーク・タイムス紙の紹介記事や、
なぜワイン・オーナーか、の解説が発見されました。
(TOM SEAVER VINEYARDで検索)。
学生時代からワインの愛好家だったシーバーは「引退したら家族で、
小さなワイン畑を持つのが夢だった」と、説明しています。
ナンシー夫人が畑仕事に情熱を燃やし、先頭で開設したのが成功への道を
開きました。ナパヴアレーを臨むダイヤモンド・マウンティンの南側の立地のいい
畑で、2005年から3年間掛けて生産。2008年に、初めてキャビネ・ソービニオン
を出荷。シーバーの知名度もあり、450ケース、5400本は完売したそうです。
フルボトル1本のお値段は79・95㌦(約7400円)。どんな味だったのでしょうか。
このファンのつどいには、1969年の優勝トロフィーも展示され、黄金に
輝くトロフィーは、直にさわれるほどの立派なものだった、と言われます。
蓮見さんは順番がきた正式サイン会で、元中日でプレーしたウェイン・ギャレット
に質問。「日本時代は?」と聞くと「なつかしなあ。オレがいた2年間は
優勝できなかったのは残念だが、みんなによくしてもらった。いい経験だった」
と答え、兄のエイドリアンも広島にいたので、さらに尋ねると
「今は3Aのルイビル・バットツの打撃コーチ。元気だよ。
聞いてくれてありがとう」。
こういうやりとりがスムーズにやれれば成功ですね。
サイン会は4時30分に終了。この日の先着2万5000人に配られるTシャツも
ゲット。このあとのセレモニーは豪華でした。
まず始球式は、ライアン、シーバー、クーズマンのトリオがマウンドへ、受けるのは
ヨギ・ベラ、ダフィー・ダイヤー、ジェリー・グローテの捕手OBトリオ。
このときの大歓声はものすごく、ちょうど、ラガーディア空港
を飛び立ち、上空を通り過ぎる飛行機の騒音より大きかった、と思うほど
球場の興奮ぶりでした、と、蓮見さん。
一塁側ベンチ前には椅子が並び、1969年の遺族多数も招かれて手を振りました。
ギル・ホッジス監督、ダン・クレデノン一塁手の夫人。当時筆頭オーナー、
ジョアン・ペイソン夫人の息子2人、ラルフ・カイナー氏も列席しました。
セレモニーは午後6時45分に始まり、7時30分まで続きました。
当日の試合、フィリーズ戦は20分も開始が遅れましたが、ファンからは、
だれも不満の声は起こりませんでした。
まだまだ「蓮見レポート」は続きます。
了
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