エンゼルスは7月23日、来年アナハイム・スタジアムで行う、「第81回オールスター・
ゲーム」のロゴを発表。アルテ・モレノ・オーナー以下、披露会見では、
首脳陣総出で開催の意気込みを語りました。
アナハイムで行うのは、1967年、1989年に次いで3回目。21年ぶりの開催
になる今回は、大改修を行ってから初めてで、2003年にチームを買収した
オーナーにとっても、初めての開催ですから、「エンゼルス、ディズニー・ランドが
共同して、開催へ総力を挙げたい」と、オーナーはコメントしました。
1089年のオールスターは、私は、初めて球宴を取材した、思い出の年ですが、
フットボールと2刀流の怪物、ボー・ジャクソン外野手が、特大左翼アーチ、
タイムリー、盗塁と、1人で大暴れしてMVPを取るシーンが、今の、忘れ
られません。
ボーはフットボールで大けがをして挫折。この輝きは長続きしませんでした。
当時は6万4036人の超満員。今は球場も4万人台に改修され、いろいろな
娯楽施設が整い、昔とは球場周辺も一変しています。
ロゴは、エンゼルスの星にリンクがあるマークに、赤地に白文字でデザイン
されたシンプルなものです。
会見に同席した、エンゼルスのマイク・ソーシア監督は「私も2003年に初めて
指揮を執った球宴は忘れられない感激だった。もう一度、大舞台に上がりたい」
と、語りました。2002年にジャイアンツを破って初のワールド・シリーズを制覇
したソーシアは、2003年(シカゴ・USセルラー・フィールド)に初指揮をしましたが、
7-6で逆転勝利。この年から「オールスターの勝利リーグに、ワールド・シリーズ
のホーム開催権を与える」新規定を獲得した、スタートの年になりました。
エンゼルスは目下、西地区1位。ソーシア監督は、このままプレーオフ、シリーズへ進みたい
気持ちはあふれています。
難関は「ファン・フェスト会場」の設定。どう準備するか、ファンを集めるか、です。
このディズニー・ランド一帯はホテルは多く、会場には困りませんが、
セントルイスの大成功を見ると、ファンを集めて、楽しませるイベントにするには、
大変な事業です。
アナハイム市はカート・プリングル市長以下、視察団をセントルイスへ送り込み、
研究しましたが、「ボランティア市民の広範囲な活動が印象的だった。
あの地域住民のサポートがないと成功しない」のを、実感したようです。
アメリカ人の総合娯楽センター、アナハイム、ディズニー・ランドを挙げての
イベントを楽しみたい、と、思います。
了
コメント