「幸運の昇格」と、田沢純一投手のことを書いたとたん、彼はすぐ起用され、
デビュー敗戦のショックとは。
7日のレッドソックス対ヤンキース戦は、ともに先発投手が一歩も譲らぬ投手戦。
レッドソックスはベケットが7回4安打、三振7個を奪えば、ヤンキースのAJバーネットも
7回3分の21をわずか1安打(1回先頭のエルスベリーのシングルのみ)三振6個の快投。
無得点のまま延長へ。こうなると、レッドソックスはパペルボン、ヤンキースもリベラを
使い、救援がおらず、レッドソックスは8人目に田沢を起用するしか、手がありません
でした。14回からマウンドに立った田沢は、その回はゼロに切り抜けましたが、
15回は先頭のジターに右中間へポトリ、と落ちるヒット(7打席目の初安打)2死を
取りましたが、4番・アレックス・ロドリゲスに左中間ブルペンへ落ちる会心の
サヨナラ2ラン。
ヤンキースのサヨナラ・アーチは今季10本目。Aロドは7月19日以来で、自己
ワーストの72打席ノーアーチを破る、難産の本塁打でした。
頼みのベケットで星を落としたレッドソックス。ついに、ヤンキースとの差は、今季最大の
4・5に開く大ピンチです。
これで田沢の11日先発はどうなるのか?岡島、斎藤も含め8投手も使い果たして
しまったレッドソックス。さて、どうやってこのピンチを切り抜ける
のでしょうか。堂々と投げた田沢は、少しも悪くありません。
オルティーズを始め、眠れる打線の奮起を待つしかありません。
了
コメント