MLBは8月16日、第19節を終了。各チームとも、残り試合は40前後。もう
ペナント争いは絞られ、プレーオフ出場も見えてきました。
心配されたファンの減少は、MLBの集計を見れば明らかです。
アメリカン・リーグは2375万3335人。1試合平均2万9109人。ナショナル・リーグは
2985万9320人。平均3万1935人。昨年と比べると、増加はアが5、ナが4球団のみ。
あとの21球団はどこも減っています。
ア・リーグ14球団では、一番ダウンの大きいのは自動車産業が大打撃を受けている
デトロイト市。平均7776人の減少。次いでヤンキースの7355人、トロントの
5232人。クリーブランドの4727人、オークランドの2833人、シカゴの2597人。
クリーブランドは左腕エース、サイヤング賞のリーと、3番・マルチネス放出で
スターが不在。オークランドも無名選手が中心で魅力に乏しいからです。
シカゴはオバマ大統領が応援しても人気は上がらず、トロントは右腕エース、
バーネットをヤンキースに取られて魅力は減るばかり、です。
減少組ではエンゼルスのマイナス921人、マリナーズのマイナス260人、
オリオールズのマイナス141人は横ばいです。ボストンも225人プラスで健在。
連日チケット売り切れを続けているのは、ボストンだけです。
増えたのはロイヤルズ。オールスター開催に備え、カウフマン・スタジアム
を全面改修したのが成功。ニュールックで4360人増加はアNO・1です。
タンパも昨年優勝でファンは増えた(1976人)のは確かです。西地区優勝争いに
加わり、安定してきたレンジャースは3989人増加しました。
ヤンキースは5万人収容のヤンキースタジアムから4万8000人の
新球場へ移転したので、減少は想定内。今のペースなら、400万人は
もう無理でも、370万前後にはなるはず。リーグ首位はゆるがないでしょう。
今季はリーグ全体で2年連続ダウンは間違いなく、今後、どうてこ入れするか、
打開策を見守ります。
(了)
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