ヤンキースは7月20日、「2010年11月20日、ノートルダム大学と、アーミー
の対抗戦を新ヤンキー・スタジアムで行う」と、発表しました。
両チームはアメリカンフットボールの名門で、ちょうど、これが50回目の
対決になります。
これまで、過去22回も旧ヤンキー・スタジアムでこの対抗戦は行われており、
冬の名物になっていました。新球場に移転したのを契機に、
引退したジョージ・スタインブレナー・オーナーが両チームに話しかけ
「もう一度、ヤンキー・スタジアムを沸かせたい」と、交渉が成立したのです
両チームのヘッド・コーチ、チャリー・ワイス(ノートルダム)リッチ・エラーソン(アーミー)
はそろって出席。「新球場で初めての野球以外のイベントに、我々が選ばれたのは
大変な名誉。これまでの歴史をさらに輝かしいものにする、記念の試合
をやりたい」と、うれしそうにコメントしました。
ゴールポストはセンターと、一塁ベンチ前にに建てられ、ブルペンを多少移動しないと、
フィールドの距離が足りないため、補足工事を行う予定です。
ヤンキー・スタジアム管理、運営の責任者、ロン・トラスト氏は「やるからには球場を
満員にし、ファンに満足してもらえる設備を整えたい。フットボール以外にも
アイスホッケー(NHL)の開催申し込みも受けている。冬のヤンキー・スタジアムも
また、ファンを楽しませたい。ヤンキースはこの球場を年間を通じて稼働し、
ファンとの常時交流する場にしたい、のが理想だ」と、来年、今後の構想を
明らかにしました。
ノートルダム大学はカレッジ・リーグからは独立した存在の強豪で、
ヤンキー・スタジアムでアーミーと対決したのは、1928年。12ー6で快勝
しています。これまでの対戦成績も14勝5敗3分けと、大きくリードしています。
今、ノートル大学OBのアイリッシュ・レジェンズが日本代表と対戦のため、
来日していますが、当時を知るノートルダム史上2人目の100勝コーチになった
名将、ルー・ホルツ・ヘッドコーチは「われわれの来日もエキサイテイングだし、
母校の活躍を祈る」と、期待の言葉でした。
両者の対戦がヤンキー・スタジアムで見られるのは1969年以来、41年ぶりになります。
ヤンキースは、まだまだ多くの野球以外のイベントを用意しており、
今後のアナウンスが待たれます。
了
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