ついに出ました!パーフェクト・ゲーム!
7月23日、シカゴ・ホワイトソックスのデーゲーム。対レイズ戦です。
ホワイトソックスの左腕、マーク・バーリー投手が、史上18人目の快挙を達成したのです。
バーリーは達成直後、何と、オバマ大統領から直接、祝福の電話を受けた
のです。
オバマ大統領はクリーブランド市の会合に出席したとき、バーリーの大記録
携帯電話でキャッチ。専用機でシカゴの会合に向かい、到着後、ホテルから電話したのです。
オバマ大統領は熱烈なホワイトソックス・ファンで有名です。今夏のオールスター・ゲーム
では始球式を行い、クラブハウスでバーリーと抱き合った一瞬もあります。
始球式を見たみなさんはお分かりでしょうが、オバマ大統領も同じサウスポー
なので、バーリーには特別な親近感があるようです。
電話のとき、バーリーはインタビュー・ルームで会見中。しかし、緊急の電話に会見を中断、
ジェリー・ラインズドーフ・オーナーの部屋に移り、祝福の電話を受けました。
「おめでとう。私も本当にうれしい。素晴らしいですね」というオバマ氏
の声に「ショックです。まさか、じかにお電話を頂くとは。サンキュー・サー!」
と、答えるバーリー。30秒間の会話でしたが、隣には生後4ヶ月の娘、
ブルックリンちゃんを抱いたジャミー夫人も同席。
ジョークを交えた大統領の祝福に、まさか、と、声もつまる感動の瞬間
でした。
バーリーは2007年4月18日のレンジャース戦でノーヒット・ノーラン
を記録しており、現役投手で2回の快挙は、ジャイアンツのランデイ・ジョンソン
投手しかいません。「9回、ワイズ(交代でセンターに入った控え外野手)が
ホームラン打球をジャンプして好捕してくれたのは素晴らしい。ナイン
の協力のお陰です」と、夢心地のバーリー。
2年前のノーヒッターはレンジャース戦。場所はテキサス。四球1個を出しましたが、
この走者は牽制で刺して残塁ゼロ。準パーフェクトだっただけに、
この日の完全試合は、まさに夢達成、両手を挙げてバンザイの感激でした。
ホワイトソックスは、この日、5-0で快勝。ついに、首位・タイガースに
追いつきました。記念試合はさらに輝かしいものになったのです。
大統領はすぐに専用機でワシントンへ戻りましたが、「ホワイトソックスのポスト・シーズン
を楽しみにしたい」と、終始笑顔だったようです。
了
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