ボルチモアの「スポーツ・レジェンド博物館」は、昔、鉄道盛んなころの旧駅舎跡を
改修した建物で、オリオール・パークと同じ、赤茶れんがの外壁が映える、立派な
博物館です。
オリオール・パーク入場ゲート前の広場は「ジス・イズ・バード・タウン」
と命名されました。両者は連携してファンを呼び込む流れはいっそう緊密になりました。
チケットは入場してすぐ左のブースで買いますが、最初に聞かれるのは
「ルース博物館とセット(割引券)にしますか?」という言葉。
共通チケットは大人14㌦。子ども9㌦。シニアは8㌦。係りのおじさんは、私の
顔を見るや「8㌦です」と、笑顔で迎えてくれました。
場内の基本展示は、発足当時とほとんど変わりません。
鉄道移動時代の昔を思い出させる、列車風景、見送りからスタート。
左側の部屋は歴史を伝えるビデオ劇場。右は郷里の英雄、ルース・コーナー。
日本遠征のウィンドーもあり、阪神・甲子園共同制作のルースの胸像も
依然と同じ壁に飾られていました。
日本を大事にしてくれる姿勢はうれしいですね。
奥はオリオールズの年代記。初期の1イニングから始まり、現代の9イニングまで
まとめられています。オリオールズ初の日本人、上原投手も今後の活躍次第
では、この殿堂入りするでしょう。
地下で変わったのは、一緒に遊べる体験コーナーを多く設け、野球ばかりか、
NFL、バスケットボールらの参加用具を置いて、自由に使ってもらっています。
地元高校、女子、黒人リーグ、カレッジへの配慮もされています。2人並んで
見られるミニ・ビデオ・コーナーが4カ所も新たに設けられました。
併設されているグッズ・ショップは、スポーツ関係の図書も多く置いてあり、地元
チームのグッズも常時販売しています。
館内には「ゲッピン・エンターテインメント」社が運営参加。週2回、娯楽イベントも開催
する予定です。歴史を知りながら、遊べる博物館へ変身しつつある手応えを得ました。
インナー・ハーバーに進出した、日本寿司店「江戸」でランチを取りましたが、
11㌦のベントウが人気。巻物、照り燒、春巻き、枝豆、などが盛り込み、
みそ汁付きです。ただしお茶(グリーン・ティー)を頼むと、2㌦50㌣
でした。日本の感覚だと、お茶は無料ですが、アメリカでは、きとんと
有料の、コーヒーと同じ飲み物です。同店はボルチモアに4カ所も店を
広げ「ボルチモア1の和食店」という評判です。
(了)
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