ブレーブスは6月3日、マイナー・リーグで再起を目指していた、ベテラン左腕、
トム・グラビン投手を解雇しました。2日にマイナー1Aのローマで6回無失点の好投
を見せ、本人は「マイナーで4試合のテストで十分の結果を出した。いつでも、ブレーブス
に復帰したい」と、昇格コールを待っていた矢先の解雇通告。
グラビンは「まさか、ショックだ」と、球団の知らせに絶句したどうです。
もう43歳。晩年は再三の故障に悩まされ、左腕、ひじの手術も行ってきました。
「最後に故郷で飾りたい」と、メッツからブレーブスへ戻って頑張ってきたグラビンも
もう無理なのでしょうか。
首脳会談を開き、決断した、ブレーブスのフランク・レンGMは「彼は特別な選手だが、
マイナーのデータをチェックして、そのパフォーマンスは、もう、メジャーのレベルではない、
と、苦渋の判断だった」と、コメント。
グラビンはどうしても、全盛期のスピードは戻らず、ちょうど、打ちごろの球なのです。
「その功績を思うと、無残な姿をさらして、ファンを失望させる危険の方が大きい。
彼は”ブレーブスで引退”の道を選ぶのがベストではないか」
と、GMは付け加えています。
グラビンの代わりに昇格するのは、期待の星、3Aの右腕エース、トム・ハンセン。
長身の剛球投手で、3Aでも抜群の成績を残してきたヤング・ホープ。
昨年末で、355勝のグレッグ・マダックス投手が引退。
今季2月には、ジョン・スモルツ投手もレッドソックスへ移籍。ブレーブスの黄金時代
を築いたトリオは、ついに3人とも、ブレーブスから消えました。
「このまま引退するなら、300勝投手2人がそろって、クーパースタウンの殿堂入り
できる。ブレーブスの選手として。それが、ベターの道だと思う」と、レンGMは
勧めています。
グラビンは「まだ他球団のオファーがあるかも」と、自身の結論は保留していますが、
すでに、歴代21位の通算305勝(203敗=勝率ベスト)の実績は、輝くもの
があります。私は、このまま、ファンに惜しまれながら引退した方がいい、
と思うのですが。
了
はじめまして。残念ですね。厳しい世界で寂しい限りですが果たしてとってくれる球団はあるのでしょうか。今が潮時だとは思いますが引退を決断するのはグラビン本人だし去就が注目されますね。
投稿情報: グラビン大好き | 2009年6 月 6日 (土) 00:02