7月14日、セントルイスで行われる「第80回オールスター・ゲーム」の
両リーグ・コーチ陣が6月17日、発表されました。
地元のナ・リーグは、昨年優勝したフィリーズのチャーリー・マニュエル監督が初指揮。
マニュエルはインディアンスの打撃コーチ時代、1996年、1998年の2回、コーチ
で参加していますが、当時のヤンキース監督でア・リーグを指揮した、ジョー・トーリ
(現ドジャース監督)を真っ先にコーチに招き、地元・カージナルスの名将、
トニー・ラルーサ監督も加える最強コンビになりました。
現場の手伝いには、フィリーズの全コーチを総動員します。
トレーナーには、地元・カージナルスのヘッド・トレーナー、バリー・ウェインバーグ
と、カブスの主任トレーナー、マーク・オニールのコンビです。
トーリは現役時代はカージナルスで出場。これで、選手、コーチ、監督でオールスター
のすべてを経験することになります。毎年、ア・リーグにやられ放題のナ・リーグは
「今度こそ、トリオで力を併せて」の思いでしょう。
アメリカン・リーグの指揮を採るのは、優勝レイズのジョー・マドンが初舞台。
コーチには、テリー・ヒルマン(ロイヤルズ。前日本ハム監督)と、ダン・ワカマツ(マーリンズ)
の新顔2人。ナとは対照的なフレッシュ・トリオです。ヒルマンは日本ハム時代に球宴指揮
をしていますが、夢の舞台初出演には、感無量でしょう。
ワカマツも今季、監督に就任したばかりで、全く初出場になります。
マドンはエンゼルスが2002年の王座に就いたときのベンチ・コーチ。翌年、
2003年のオールスター・コーチに加わっています。
現場コーチ陣には、レイズのスタッフが総動員。トレイナーには、ブルージェイズ
のジョージ・プーリス、アスレチックスのスティーブ・セイリスのコンビ。
ファン投票の中間報告はあと2週になりました。
残念ながら、今年度の日本人選手選出はイチロー(マリナーズ)ただ1人の
ようです。昨年、投票で当選した福留外野手(カブス)は目下15位。全く打てず
打率急降下の不振ではとても無理でしょう。内野も、投手も1人も選ばれるような
人材はいません。今年はテレビ観戦しかないようです。
(了)
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