レッドソックスは、雨で1日延期されたホーム開幕を飾りました。
4月7日、午後4時6分のプレーボール。
普通、デーゲームは、午後1時5分か、1時35分にセットするレッドソックスですが、
前日の雨の影響で、果たして1時台で天気が回復するか、不安があったため、時間を
ずらしました。
この「4時6分」、というのは意味があります。
941年、レッドソックスの至宝、テッド・ウィリアムス外野手が記録した”最後の4割”
(ア首位打者)の歴史的な数字、・406なのです。
伝説、として伝えられている故ウィリアムスをしのび、レッドソックス・ネイションとともに
英雄を称える演出でした。
そして、始球式には、地元マサチューセッツ州選出上院議員、エドワード・ケネデイさん。
赤のボストン・ジャケットを着たケネディさんは、昨年頭部ガンのリハビリ中。
今年、クーパースタウンの野球殿堂入りした、ジム・ライスさんが背番号14
のユニホームでエスコートしました。
ケネデイさんを起用したのは、フェンウェー・パークが完成オープンした
1912年4月12日の第1戦始球式に起用された祖父、ジョン・ヘンリー・
フィッツジェラルド(当時ボストン市長)さんの孫だからです。先祖代々の
レッドソックス・ファン。ゴルフ・カートに乗って去るケネディさんに満員の地元
ファンは惜しみなく拍手を贈りました。
こういう伝統と歴史がある球団の演出は見事ですね。
右翼席に191席、立ち見100人分が増設され、各スタンドの防水工事を
して開幕を迎えたフェンウェー。8年連続の改修でファンを迎えました。
雨こそ上がりましたが、まだ気温8度の寒さ。
国歌独唱は1995年にグラミー賞受賞の男性歌手、シールさん。
ボストン・ポップスの演奏をバックに場内に流れました。
レッドソックスのファン一体のスパートは、今季も期待が持てます。
了
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