15年ぶりのフィラデルフィア、その２

フィリーズ・ナインが凱旋したフィラデルフィア国際空港に多くのファンが

出迎えました。１６日の早朝。ホームでドジャースに連勝したときの応援グッズ、

白タオルを打ち振る歓迎です。

一行を乗せたバスは、ホーム球場のシティズンズ・パークに到着すると、

待っていたファンの中に、マイケル・ヌッテン市長の姿もありました。

フィリーズの帽子をかぶり、白シャツ、赤のタイ。地元ファンと同じ応援スタイルでした。

前夜はフィラデルフィア市内のスポーツ・バーで、歓声を挙げるファンとともに

応援したそうです。

「フィラデルフィア市として、１５年ぶりのナ・リーグ・チャンピオンを称えたい。

王座に着けば、市内パレードも計画している。我々は、１９９３年、ブルージェイズ

に敗れた無念を忘れない。１９８０年を目指せ、という熱い思いです」

と、話す力の入れようです。

フィリーズ・ナインの心配は、シリーズまで長い休養になってしまった、ことです。

敵地で修了したため、シリーズ開幕まで６日間ものブランクがあります。

4番・ハワード一塁手は「こんなに試合間隔があったことは初めてだから心配

だ」と、もらしています。

昨年のロッキーズは２２戦２１勝のものすごい勢いでワールド・シリーズに臨み

ましたが、中８日間も空いてしまい、レッドソックスにストレート負け。

２００６年のタイガースも中6日のブランクが響いてカージナルスに完敗。

この嫌なジンクスを吹き飛ばせるかどうか？

マニェル監督は「実のある練習を続ければ、チームのシャープさは保てる」と、

自信ありげですが。果たしてどうでしょうか？

了