15年ぶりのフィラデルフィア、その３

フィラデルフィア市は、本当に、交通便利な都市です。空路、列車、バス、すべて完備

しており、あらゆる利用方法が自在です。

国際空港からは、「セプタ」と呼ばれる電車が各ターミナルに停車し、市内へ行くのに

不自由しません。市内の中心地、３０ＴＨストリート駅は、巨大な駅舎で、地下鉄とも

結ばれています。ボストンーワシントン間を結ぶ、アムトラック鉄道駅もここです。

空路より、このアムトラック「アセラ特急を利用すする人も多く、早くて便利です。

グレイハウンド・バス発着場も、中心地のマーケット・ストリート１１丁目駅に直結して

います。

東海岸の都市で、これほど交通便利な町はない、と思います。

球場へ行くには、ブロード・ストリート線の地下鉄に乗り、南へ約１２分。

パティソン駅下車。左折してワンブロックです。

この地下鉄は、あまり綺麗とは言えず、ホームも異臭がすることもあるので、

早めに行き、試合が終わればすぐに帰るのが無難でしょう。安全第1です。

母・ジューンさんの葬儀に列席していた、マニェル監督は、フィラデルフィアに戻り、

１７日からシテイズンズ・バンク・パークの練習に参加しました。

「地方都市の名もない高校で野球を始めた私を励ましてくれた母でした。

感謝を込めて、フィリーズの赤の帽子をひつぎに入れました。

母はきっと、私を見守ってくれる。試合が始まれば、すべてを忘れて戦いたい」と、

話した、と言われます。

22日のシリーズ開幕へ、日本育ちのマニェルを応援したいものです。

了