ついに、フィリーズは、1993年以来、15年ぶりにナショナル・リーグのチャンピオン
になりました。
日本から帰国後、インディアンスのコーチ、監督を経て、フィリーズに招かれ、
悲願の王座に就いたマニェル監督は、ドジャースを破った、15日夜のロサンゼルス。
初めて会見で口を開き「亡き母のお陰です。きっと喜んでくれる、と思う」と、言葉
短く語りました。リーグ・シリーズ2日目に、87歳の母、ジューンさんを亡くし、その
悲しみを胸に秘め、常にチームを離れず、陣頭指揮を続けてきた、
ナイン一丸の優勝でした。
この夜の会見のあと、すぐに、ロサンゼルスから特別便で
ジューンさんの眠るバージニア州西部の都市、ロアノーク市へ飛び立ちました。
翌日の16日に移動する予定でしたが、「一刻も早く帰りたい」希望で変更。
応援に来ていた家族とともに、メディアへ「諸君の協力を感謝する」の言葉を残して
ナインより早く故郷へ、と向かいました。
葬儀は17日の金曜日ですが、すぐにフィラデルフィアでのチーム練習に
参加。20日はア・リーグの優勝都市へ移動。22日の第1戦へ臨みます。
「私の生涯ベスト・チーム。走攻守とも完璧にまとまった」と、ナインの団結、フロント、
ファンの後押しにも触れました。
打のヒーロー、ヴィクトリーノ外野手は「みんな!ブロード・ストリートを
パレードしようぜ!」と、気勢を挙げました。
フィラデルフィア市の真ん中を南北に走るメイン・ストリート。その先に
ホーム「シティズンズ・バンク・パーク」があります。
地下鉄の終点「パティソン駅」下車。目の前です。
ワールド・シリーズに優勝すれば、1980年から28年ぶりになります。
どんなパレードになるでしょうか?
了
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