カブスの殿堂入りしている、日系人の名誉クラブハウス・マン、ヨシ・カワノさんが6月26日の
リグレー・フィールド、カブス対オリオールズ戦の試合前、表彰され、始球式にも起用
されました。
1921年6月4日生まれ、今年87歳の高齢ですが、元気そのもの。足取りもしっかりし、
無事にマウンドから投球を終えました。カブスは、勤続65年。今年4月に現役を引退
したカワノさんを大事にし、すでに、1984年には、カブスのクラブハウス入り口に
「ヨシ・カワノ」の表札を掲げました。この日は、カブス会長、クレイン・ケニーさんが
すでに場外に掲げられている、カワノさんのバンナー・レプリカをプレゼント。4万1670人
の満員の地元ファンは全員立ち上がり、スタンディング・オベイションで、カワノさん
を称えました。
クラブハウスの仕事一筋に、誠実に、懸命に尽くしてきたカワノさんは、いかに、
カブス・ナインに溶け込んでいたかが分かります。
クラブハウスの仕事は大変な重労働です。あらゆる選手の世話をし、彼らが、グラウンドで
十分働けるように準備する、裏方さんの努力なくしては、チームは勝てないのです。
ナ・リーグ中地区首位を走るカブスを支えているのは、カワノさんらのおかげ
ではありませんか。
ヘンドレーGMは「カワノは家族と同じ。終生、カブス・ファミリーとして待遇したい。
カブスの今があるのは、彼の力なのです」と、話ました。
日本人、日系人の名前が付いているクラブハウスは、リグレーしかありません。
わが代表の名前が、後世まで残るのは、本当にうれしいではありませんか。
了
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