クリーブランドの「プログレッシブ・フィールド」を取材しました。とても寒く日で、気温12度。
風の冷たさが身に染みました。インディアンスが8-2で快勝。ようやくナインに笑顔が戻って
きました。
2㌄をゼロ。打者7人にヒット1本。三振2個を奪った小林投手に会いました。チームの不振
で担当記者も離れてしまい、今は、日本人記者はだれもいませんでした。
私が行くと、久々に日本語が話せてうれしかったのか、小林投手は一気に話してくれました。
「出番があれば、すぐに肩を作るので大丈夫です。結果を残せば、それでよし、なので、体調
は関係ない。点差が開いたので、うまく行くと、セーブが付くかな、とも思いましたが、監督が
決めることなので、結果がすべてです」。
この日の寒さも「クリーブランドはこういう町、というのも分かってきた。自分が選んだチーム
なので順応するしかありません。まだ100試合もあるんです。昨年のロッキーズや、目前
で消えたパドレスの例もありますから、現在の順位には、一喜一憂していません。ナイン
があきらめない限り、必ずチャンスは来ますよ」と、すっかり土地に同化している、態度は
好感が持てました。
クラブハウスは広々としていますし、雰囲気は悪くありません。新人なので、ロッカーは
入り口近く、隣には先発のカルモナ投手、右には同じ救援のメヒカ投手。ユニホーム、
磨かれた靴、シャツなど、きとんと整理され、短く刈りあげた頭、顔の色つやも良く、キチン
と話す言葉も明快です。「せっかく来られたのですから、是非楽しんでいってください」と
激励されました。好漢・小林投手に「頑張れ」と言うと「必要以上の頑張りは良くない。
自然体ですよ」と、笑顔で別れました。
了
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