フィラデルフィア市は人口158万人の大都市。実に黒人が多く、市の38%
も占めています。市内アーチ・ストリートには「アフロアメリカン・博物館フィラデルフィアア」
(AAMP)があります。赤煉瓦4階建てのビルで、奴隷廃止運動の拠点になり、市は
黒人を受け入れ、白人との平和共存を目指している歴史が分かります。
市は「アメリカ合衆国誕生の地」とも言われ、独立宣言が署名され、憲法が採択
された、歴史的な町です。アメリカ国旗をデザインしたのもここ。自由の鐘もあります。
ウィリアム・ペンが町建設の創設者、とわれています。
町はきっちりと、碁盤目のように区割りされて設計されているので、
番地もメモしておけば、区画通りの道路では、迷う心配もないでしょう。
国際空港からは、各ターミナを回って市内へ行く電車が運行(SEPTA)されています。
市内の中心、30番地駅まで20分。5㌦で乗れます。
余程大きな荷物を持たない限り、この電車がダウンタウンへ行く、一番便利な乗り物です。
メジャー関連絵画の作品が多いので有名な「ノーマン・ロックウェル美術館」
は、中心街のマーケット・ストリートに近く、彼の作品は多数あるので、一見の価値
はあります。
シティズンズ・バンク・パークの展示絵画は、みな、地元画家の制作したもの。
球場外の銅像も、地元作家の力作です。
フィラデルフィア市内には、無数の博物館、美術館が点在。河の近く、黒人博物館
の近辺には、ロダン美術館、ベンジャミン・フランクリン博物館もあり、とても
1日では回りきれません。
この博物館巡りの「シテイ・パス」(9日間有効)は30㌦ですが、チケット代
を計算すると、お得になります。見所が多く、歴史の町、フィラデルフィアは
時間を掛けてゆっくり楽しみたい。フィラデルフィアは意外に雨が多く、天気が
心配なので、常に傘をお忘れなく。
球場近くに泊まるには「ホリデイイン・エクスプレス・スタジアム」がお勧め。
100㌦前後でOK。便利さは一番です。球場でもらえる「コンビニエンス・ガイド」
は手のひらに入るハンディ・サイズ・パンフレット。大きな文字で親切に書いて
あるので、フィリーズ球場を活用するのにはベストです。無料でもられます。
了
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