メトロ・ドームの目の前に、ツインズの個人収集博物館があります。
その名も「ザ・オリジナル・ベースボール・ホール・オブ・フェイム
&ミュージアム・オブ・ミネソタ」が正式名称です。建物に掲げてある
看板文字は「ドーム・スーベニア・プラス・フリー・ベースボール・ミュジアム」
とあります。つまり、ここはツインズ、NFLバイキングス関係のグッズ・ショップと、
記念品展示場、なのです。
メトロ・ドームの北へワン・ブロック、3番通りのゲートA前にある、
黄色に塗られた、2階建ての古いブビルです。周りには何もないので、すぐに分かります。
ここは、ワシントン・セネタース時代からミネソタ移転まで、35年間
もチームの裏方、クラブハウスマンで働き、引退後は、そのまま、
ミネソタでスーベニア・ショップを開店した、レイ・クランプ氏が、キャロライン夫人と共同で
経営している「個人博物館」なのです。
セネタースのオーナー、カルビン・グリフィス氏に可愛がられ、オーナー
から譲り受けた多彩な野球コレクションを「多くのファンに公開したい」というのが、
クランプ氏の念願でした。
私が訪ねたとき「日本から?良く来てくれた。存分に見てくれ」と、館内を案内して
くれました。「オレはツインズが好きなんだ」という、いかにもうれしそうな表情でした。
今年で71歳。すでに、グッズ・ショップ経営、博物館運営は、
息子のジュニア氏に任せ、ホームページも開設。様々の苦難の道
(市当局、ツインズ・サイドから許可が出なかったため)
を乗り越えて誕生したのは1993年でした。
ホームページはまだ、何も出ていません。いわば、開店休業の状態ですが、
親子2代でツインズの歴史と伝統を後世に伝えよう、という熱意が
感じられる、クランプさんでした。
ホームページはwww.domeplus.com か、www.artcom.com/museum
で出てきますが。
了
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