全米野球記者協会員の投票による「新人王」は12日午後6時、開票され、
アメリカン・リーグ(28人投票)はエンゼルスのマイク・トラウト外野手、
ナショナル・リーグはナショナルズのブライアン・ハーパー外野手に決まりました。
トラウトは全員一致の満票、ハーパーはアリゾナのW・マイリー投手と接戦を
勝ち取りました。
トラウト、ハーパーはともに4月28日にデビュー。トラウトは21歳の受賞。
ハーパーは19歳で史上最年少の受賞です。
トラウトは数々の記録を塗り替えた驚異の働きで、MVP受賞も可能性十分、の
大活躍のシーズンでした。
「彼の体はものすごい。NFLのランニング・バックのような体だ」
と言うのは同僚のウィルソン投手。公表されている体重は94・5㌔
ですが、非公式には101㌔、と言われています。フェンスに体当たりしても
打球を放さない体も、ヘッド・スライドしても故障しない体も、トラウトの
すごい特徴です。49盗塁、失敗は5。成功率・90・7%は驚異です。
ハーパーはこれまで最年少受賞のグッデン投手(メッツ)より1ヶ月早い受賞です。
今年のヤング旋風は見事です。
ナショナルズからの新人王は初めて。エンゼルスでは1993年のサルモン外野手
以来2人目です。トラウトが余りにも素晴らしいため、ダルビッシュ投手(レンジャーズ)
は3位でした。「成長を続けるトラウトの変化を見るのは楽しみ」と、エンゼルス・
ソーシア監督は言うのです。
なお、この投票には、日本人記者3人も参加しています。在米で長年の努力を
認められたのはうれしいことです。
CBSスポーツラインのレポートでした。
了
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