グリーンビル市訪問は、”シューレス”ジャクソン記念館取材でした。
なにしろ、土曜日の1日(午前10時から午後2時まで)限定の開館なので
日程を合わせるのは大変。
幸い天気も良く(サウスカロライナ州は温暖でコートもいらない好天でした)
無事に取材は終了。この南北に延びる「メイン・ストリート」には、無料の観光
サービス・トロリー・バスが走っているので、助かりました。
サウス・メイン通りの外れにある、1A球場「ファーロン・パーク」の目の前
に、ジャクソンのい旧宅を移転して、2006年、博物館に改装したものです。
運営はすべて地元市民のボランテイアばかり。いつも交代で4人(男女2人ずつ)
がここに詰めて、熱心に訪問者に説明をしています。
みなさん、野球の歴史を理解し、郷里の英雄、ジャクソンを愛し、その無実を
晴らすために、努力されている方々ばかり。いわば博物館のキュレイター
(案内解説者)なのです。
「わざわざ日本からいらしたとは、本当にうれしい。日本から来られたのは初めてです。
ジャクソンは誠実な人、と伝えられています」
と、愛情を込めて語るのです。
展示室は3部屋。こじんまりした中に、ジャクソン・メモリアルが
いっぱいでした。
「毎日でも開催したいのですが、専任職員がいないのでは、
われわれでは無理なのです」
見学は無料。サインブックに記入して別れました。
目の前の球場はレッドソックス傘下のマイナー・チーム。
ここにもジャクソンの遺品、写真があります。
歴代のコミッショナーは、だれもジャクソンの復権を認めていませんが、
彼は、すでに、各地の野球殿堂入りしています。
いつの日、晴れて汚名はぬぐわれるのでしょうか。
了
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