本年度の「ブランチ・リッキー賞」は、メッツのR・A・デイッキー投手が受賞しました。
ジャッキー・ロビンソンを入団させ、カラー・ラインを破るきっかけを作る功労者、
ブランチ・リッキー氏はドジャースのGMなど、球界改善に努力したフロントマンで、
今年で通算21回目の表彰式になります。
球界で人道問題、社会福祉、恵まれない子供への支援した選手を評価して創設された
もので、デンバー市のロータリー・クラブが主催。10日、デンバー市のマリオット・ホテル
で授賞式(投票者はメデイア関係者350人)は行われました。
デイッキー投手はインドのボンベイ市の少年10万人へ義援金を贈り、メキシコ、
ベネズエラ、コスタリカの恵まれない子供に野球用具をプレゼント、
デンバー地区の学生1000人にも奨学金を贈りました。
「特別なことをしたとも思わない。何かのきっかけになれば幸いだ」
と淡々としたコメントのあと、今後の去就を聞かれると「私はメッツが
好きだから残りたいが、ビジネスだから、どうなるかな?よそには行かない、
といっても、前途は?」と、流れ次第だそうです。
今季は20勝6敗、防御率2・73、三振奪取230の好成績を挙げ、
サイヤング賞の呼び声が高いディッキー。もう38歳の開眼でした。
さて、メッツのエースはどうなるか?
MLBコムのレポートでした。
了
了
コメント