カンザス・シテイにある「黒人野球リーグ博物館」は恒例の大リーグ年間表彰を
16日、発表しました。
全米野球記者協会員投票の個人賞とは、いささか異なり、独自の線を
打ち出しています。
MVPに当たる「オスカー・チャールトン賞」は、ア・リーグがマイク・トラウト外野手
(エンゼルス)ナ・リーグはアンドルー・マクラチン外野手(パイレーツ)。
トラウトはさらに新人王に当たる「ラリー・ドビー賞」盗塁王の「クール・パパ・ベル賞」
と3つも受賞する勢いでした。
全米記者会表彰のMVPタイガースの3冠王、ミゲル・カブレラ三塁手は、ジュシュ・ギブソン賞、
バック・レナード賞の2つ。
これは同殿堂の選考委会の選考で、監督賞もア・リーグはプレーオフ出場の大健闘
した、オリオールズのバック・シュワルター監督に、ナ・リーグは独走レッズの
ダステイ・ベイカー監督と、全く違う選考です。
アスレチックスのメルビン、ナショナルズのジョンソン監督ではありませんでした。
全米記者会と一致したのは、サイヤング賞(ウィルバー・ローガン賞)のプライス(レイズ)
ディッキー(メツツ)の両投手でした。
黒人リーグの立場からの選考がにじみ出ています。
表彰式は同じカンザスシテイのゼム劇場で1月12日。ここは昔から歴史の古い映画、演劇上映
の劇場で、黒人リーグ博物館の目の前にあります。
MLBコムのレポートでした。
了
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